岩崎良美

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金時山 日帰り登山|金時神社(公時神社)ルートで金太郎伝説の名所と富士山の絶景を目指す春の登山レポート【登山モデルが正直ガイド】

2024.04.18

「初めての本格登山に、物語のある山を選びたい」——そんな方にまっさきにおすすめしたいのが、箱根の名峰・金時山(1,212m)です。正面に富士山を望む展望のよさに加えて、あの金太郎(坂田金時)が生まれ育ったと伝わる山で、登山道のあちこちに伝説ゆかりの名所が点在しています。

今回私は、金太郎ゆかりの金時神社(正式には公時神社)を起点に、富士山の絶景を目指して金時山を登ってきました。この記事では、金時神社ルートならではの見どころ、コースの様子、そして初心者でも挑戦しやすい理由まで、実際に歩いて感じたことを正直にお伝えします。同じ金時山でも「どの登山口から登るか」で表情がまるで変わる山なので、これから登ってみたい方のルート選びの参考になればうれしいです。

コース概要(金時神社ルート・日帰り)

金時山はひとつの山頂に向かっていくつものルートが延びていて、登り方の自由度が高いのが大きな魅力です。なかでも金時神社ルートは、金太郎伝説の名所を巡りながら登れる「物語のある道」。同じ山でも、登山口が変われば出会う景色も歩く気分も変わります。今回はその「物語」と「富士山の絶景」を一度に味わえる、金時神社側からの登りを選びました。

金時山と金太郎伝説——「富士見の名峰」を金時神社から登る

金時山と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、やっぱり金太郎でしょう。まさかりを担いだあの金太郎——平安時代の武将・坂田金時(さかたのきんとき)が、この一帯で生まれ育ったと伝わっています。「金時山」という名前そのものが、その伝説に由来しているんですね。だからこそ山中には、金太郎にまつわる名所がいくつも点在していて、ただ登るだけでない楽しみがあります。

そしてもうひとつ、金時山を語るうえで外せないのが富士山の展望です。箱根外輪山の北側にどっしりと構えるこの山は、古くから「富士見の名峰」として親しまれてきました。晴れた日には、山頂の正面に富士山が大きくそびえる——そんな特等席の眺めを求めて、多くの登山者が晴れの日を狙って登ってきます。

金時神社ルートは、この「金太郎伝説」と「富士山の絶景」という金時山の二大魅力を、まっすぐ味わえる登り方。神社に手を合わせてから山に入るという、この山ならではの物語のはじまり方が、私はとても気に入りました。

金時神社(公時神社)からスタート——金太郎ゆかりの登山口

出発は金時神社です。正式には公時神社といい、金太郎=坂田金時をお祀りしている神社。まさかりが奉納されていたりと、金太郎伝説の世界観に一歩踏み込んだような、独特の雰囲気があります。登山の無事をお願いしてから山に入れるので、気持ちの切り替えにもぴったりの登山口です。

境内の脇から登山道が始まります。歩き出しは木々に包まれた穏やかな道。今回は春の時期の登山で、芽吹きはじめた木々の緑と、きりっと澄んだ空気が心地よく、足取りも軽やかでした。今日の目的は、この道の先で待っているはずの富士山の絶景。「今日は見えるかな」と期待をふくらませながら、一歩ずつ高度を上げていきます。

金時宿り石——金太郎伝説を今に伝える巨石

金時神社ルートを登り始めてほどなく現れるのが、この道いちばんの名所ともいえる金時宿り石(きんときやどりいし)です。

これは、金太郎とその母が雨風をしのいで暮らしたと伝わる巨大な岩。見上げるほどの大きさで、まるで真っ二つに割れたような姿がなんとも迫力があります。伝説を知ってから目の前にすると、「本当にここで金太郎が……」と、ぐっと物語が身近に感じられました。金時神社ルートを登るなら、ぜひ足を止めてじっくり眺めてほしいスポットです。

こうした金太郎ゆかりの名所を通りながら登れるのが、金時神社側から登るいちばんのごほうび。ただ山頂を目指すだけでなく、一歩ごとに土地の物語に触れられるので、登り自体が退屈しません。

岩まじりの登山道を行く——「登山してる」を実感する道

名所を過ぎると、道は少しずつ本格的な山道の表情になっていきます。序盤のなだらかな森の道から一転、足元に大小の岩がゴツゴツと転がる登りに。こういう道になると、「あ、いよいよ登山してるな」という気持ちがぐっと高まって、私はむしろワクワクしてきます。

この日は道すがら、時おり鈴の音——他の登山者の熊鈴でしょうか——が聞こえてきて、それがまた山の中にいる実感を運んできてくれました。金時山は人気の山で人の気配もありますが、それでも一歩ずつ静かな森を登っていく時間は、日常をすっと忘れさせてくれます。

登るにつれてぐんぐん高度が上がり、木々の切れ間からのぞく景色もどんどん広がっていきます。金時山は遠くから見ると鋭くとんがった山容で知られていますが、実際に登ってみると「なるほど、とんがった山と言われるだけあるな」と納得。傾斜が増してくると、その"とんがり"を自分の足で確かめているようで、なかなか登りごたえがありました。

分岐から山頂へ——外輪山の稜線に上がって最後のひと登り

しばらく登ると、金時神社ルートは箱根外輪山の稜線上の分岐に合流します。ここは金時登山口や乙女峠方面など、他のルートとつながる要所。金時山が本当にいろいろな方向から登られている山だと、この分岐に立つと実感します。稜線に上がると風が通り抜けるので、立ち止まると汗が冷えてひやりとします。こまめに一枚羽織るなど、体温調節をしながら進みたいところです。

分岐から山頂までは、ラストスパートの登り。山頂が近づくにつれて傾斜はぐっと増し、手も使いたくなるような岩まじりの急登になります。距離自体は短いので、ここをひと踏ん張り越えれば山頂です。「もうすぐだ」と自分を励ましながら、一歩ずつ足を運びました。

山頂で目指した富士山の絶景

最後の急登を越えて、ついに金時山の山頂(1,212m)に到着です。狭いながらも開放感のある山頂で、まず目に飛び込んでくるのが、正面にどーんと構える富士山——のはずの「特等席」。金時山が「富士見の名峰」と呼ばれる理由は、この一点にあります。

登ってくる途中も、視界が開けるたびに思わず「すごい」「きれい」と声が出るような眺めが広がっていました。標高こそ1,212mですが、外輪山の北端にぽつんと突き出た地形のおかげで、周囲をぐるりと見渡せる展望のよさは格別です。晴れていれば、富士山の手前に仙石原や芦ノ湖のカルデラが広がる、絵に描いたような風景が待っています。

富士山は山の天気しだいで、雲に隠れてしまうこともある気まぐれな相手。それでも、金時神社からの物語を辿ってこの山頂に立てたこと自体が、私にとっては十分なごほうびでした。もし富士山がすっきり見えなくても、それは「また晴れた日に会いにおいで」という山からの宿題。何度でも登りたくなる——そう思わせてくれるのが、金時山という山の懐の深さだと思います。

金時神社ルートの難易度・アクセス・注意点

最後に、これから金時神社ルートで金時山に登る方へ、実際に歩いて感じたポイントをまとめておきます。

金時山は登り口の選択肢が豊富なので、下山を別ルート(金時登山口や乙女峠方面)にして周回にするなど、体力や交通手段に合わせてアレンジできるのも計画の楽しいところ。リピートしても飽きない山です。

まとめ:金時神社ルートは「物語」と「絶景」を一度に味わえる——私の結論

今回歩いた金時神社ルートは、金太郎伝説の名所を巡りながら、富士見の名峰の山頂を目指せる、物語性たっぷりの登り方でした。

金時神社(公時神社)で登山の無事を願い、金時宿り石で伝説に思いを馳せ、岩まじりの道を登って外輪山の稜線へ。そして山頂で富士山の絶景を待つ——このひと続きの流れそのものが、金時山ならではの魅力だと感じました。標高1,212mと手ごろで、登山時間も短めなので、「本格的な登山に挑戦してみたいけれど、いきなり長時間はちょっと不安」という方の最初の一歩にもぴったりです。

もしあなたが「せっかく登るなら、景色だけじゃなく物語も味わいたい」と思っているなら、金時山は金時神社ルートから登ってみてください。まさかりを担いだ金太郎の気分で、富士山の待つ山頂を目指す一日は、きっと忘れられない思い出になります。晴れた日のあの富士山を、私もまた見に行こうと思います。

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Comments / 視聴者の声

動画へのコメント

YouTubeに寄せられたコメントより

@ヘルベルト-o7h2024.04.22

頂上に到着された時のキラキラした笑顔が素敵ですね😄😄金時山歴史と霊山の雰囲気が濃厚な美しい山ですね。本当お疲れ様でした。綺麗な景色に癒やされました😄😄

2返信 1
@沼田徹善2025.05.26

この動画から😮岩崎プロ登山家❤が誕生されたんですね⛰️💕︎💕︎💕︎

返信 1
@vh_eddie2024.04.19

金時山懐かしい😊 4つのルートがありますね。 金時茶屋はもうないのかな?🤔 動画をありがとうございます😉👍️🎶

2返信 1
@上田至2024.04.23

相変わらず可愛いね~🌹楽しくして下さいね👍️

返信 1
@onobow2024.08.25

あれ?ご飯はどうなりました?

返信 1
@やくもミンタラ2025.04.04

約1年前の登山、動画ということですが、今頃観ました。越前岳を登って以来、富士山の見える山は気になってました。この山もよく見えますね!山頂からの風景に、越前岳は見えていましたかね?また静岡、東海の方へ行きたいです。

返信 2
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