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金時山 日帰り登山|箱根・乙女峠への周回コースで富士山の絶景と山頂茶屋の名物グルメを満喫【登山モデルが正直レポート】
2025.02.08
「一度は登ってみたい」と多くの人に言わせる、箱根の名峰・金時山(1,212m)。正面にどーんと富士山を望む展望の良さと、山頂で味わえる名物グルメ、そして初心者でも挑戦しやすい登りやすさで、いつも登山者でにぎわう人気の山です。
今回私は、金時登山口からスタートし、外輪山の稜線を経て山頂へ。下山は長尾山・乙女峠へと下る周回コースで、冬の金時山を歩いてきました。この記事では、コースの様子や冬ならではの注意点はもちろん、私がこの山でいちばん心を動かされた「山頂の茶屋の名物グルメ」と「登頂回数を刻んだ記録板」まで、実際に歩いて感じたことを正直にお伝えします。これから金時山に登ってみたい方の参考になればうれしいです。
コース概要(金時登山口〜乙女峠 周回)
- 山域:箱根外輪山(神奈川・静岡県境)
- 標高:金時山 1,212m(箱根外輪山の最高峰)
- 今回のルート:金時登山口 → 矢倉沢峠 → 金時山(山頂・茶屋) → 長尾山 → 乙女峠 → 下山
- コースタイム(登り):金時登山口から山頂まで約75分(1時間15分)が目安
- アクセス:箱根エリアの「金時登山口」バス停が起点。下山は乙女峠を越えて麓のバス停へ下りるため、登り口と下り口が違う周回になる点に注意
- 難易度:★★☆☆☆(初級〜初中級)。全体に歩きやすいものの、山頂手前は短いながら急な登りがあります
金時山は同じ山頂へいくつものルートが延びていて、登り方の自由度が高いのも魅力。今回のように「登りと下りで別のルートを使う周回」にすると、行きと帰りで景色が変わって歩きごたえが増します。ピストン(往復)より距離は少し延びますが、その分だけ充実感のある一日になりました。
金時山ってどんな山?——金太郎と富士山の名峰
金時山と聞いてまず思い浮かぶのは、やっぱり金太郎でしょう。まさかりを担いだあの金太郎、つまり平安時代の武将・坂田金時(さかたのきんとき)が、この一帯で生まれ育ったと伝わる山です。山の名前そのものが、その伝説に由来しています。
そしてもうひとつ、金時山を語るうえで外せないのが富士山の展望です。箱根の外輪山の中でもいちばん高いこの山頂からは、正面に富士山が大きくそびえ、その手前に仙石原や芦ノ湖のカルデラが広がる——という、まさに絵に描いたような景色が待っています。「富士見の名峰」として親しまれ、多くの登山者が晴れの日を狙って登ってくるのも納得です。
アクセスの良さと展望、そして手ごろな登り時間。この三拍子がそろっているからこそ、金時山は「初めての本格登山」に選ばれることが多いのだと、実際に登ってみて改めて感じました。
金時登山口からスタート——まずは沢沿いの登山道へ
出発は金時登山口。バス停からすぐに登山道が始まります。今日は金時山を経由して長尾山、そして乙女峠へと下る周回で歩く予定です。
登り始めてすぐ、正直に言うともう息が上がってきました。ここから山頂までの目安はおよそ75分。冒頭こそ平坦ですが、ほどなく沢沿いの本格的な登山道に入り、少しずつ高度を上げていきます。冬とはいえ登っていると体は温まり、汗ばむほど。それでも空気はきりっと冷たく、登り途中で気温を確かめると3度。歩みを止めると一気に体が冷える、まさに冬の低山らしいコンディションでした。
やがて森を抜けると、ふっと視界が開ける瞬間があります。青空が広がり、遠くの尾根まで見渡せた時は、思わず「気持ちいい」と声が出ました。朝のきりっとした空気の中で稜線が輝く景色は、早い時間に登り始めたご褒美のようでした。
外輪山の分岐から山頂へ——冬でも登りやすかった急登
しばらく登ると、道が交わる分岐に出ます。ここは箱根外輪山の稜線に上がる場所で、道標には「明神ヶ岳まで95分」「金時山まで40分」といった案内が。片方へ進めば外輪山をぐるりとつなぐ長い縦走路、もう片方が私たちの目指す金時山です。以前、強羅の方から明神ヶ岳へ登った時に「いつかここまで足を延ばしてみたい」と思っていた稜線に、こうしてつながったのが少し感慨深い瞬間でした。
分岐からは金時神社方面へ下る道も分かれていて、金時山が本当にいろいろな方向から登られている山だと実感します。稜線に上がると風が通り、立ち止まるたびに汗が冷えてひやりとするので、こまめな体温調節が欠かせません。ウインドシェルの上げ下ろしを繰り返しながら、山頂へ向けて最後のひと登りに入ります。
そして山頂直下は、噂に聞いていたとおりの急登。ぐっと傾斜が増して、手も使いたくなるような場面もありますが、距離は短く、ひと踏ん張りで越えられます。心配していた足元の凍結は、この日はほとんどなし。1月末なのでチェーンスパイク(簡易アイゼン)が必要かと思って持っていきましたが、結局まったく出番はありませんでした。「今年は暖かいのかな」と話しながら、雪のない乾いた道を登り切りました。
> 冬の金時山は、年や日によって登山道が凍結することがあります。この日は暖かく不要でしたが、朝夕の冷え込みや直前の降雪しだいで状況は変わるので、チェーンスパイクは念のため携行しておくと安心です。
標高1,212mの山頂——本来なら富士山の大展望
最後の急登を越えて、ついに金時山の山頂(1,212m)に到着です。小屋の屋根が見えてくると、ゴールが近いことにほっとしました。
ただ、この日はあいにくの曇り空。楽しみにしていた富士山は、残念ながら雲の中に隠れてしまっていました。晴れていれば目の前に富士山がどーんと構える特等席なのですが、こればかりは山の運。それでも、雲が切れた一瞬に見えた足元の景色や、冷たく澄んだ空気は、それだけで登ってきた甲斐を感じさせてくれます。「次はぜひ晴れた日に、あの富士山を見に来よう」——そう思える宿題が、また一つ増えました。
見晴らしがいまひとつでも、金時山の山頂には晴れの日に負けない楽しみがあります。それが、昔ながらの茶屋の名物グルメです。
山頂の名物グルメ——茶屋のなめこ汁とお汁粉
金時山の山頂には、登山者を長年もてなしてきた茶屋があります。冷えた体に温かい一杯を——ということで、私がいただいたのが名物のなめこ汁(なめこの味噌汁)でした。
これがもう、しみじみおいしい。なめこのほかに、しめじ・油揚げ・ねぎがたっぷり入って、具だくさんです。使われているのは「かぶとりなめこ」という、いわゆるぬるぬるした食感ではないタイプのなめこで、一杯につきなんと一人あたり一パックをぜいたくに使っているのだそう。味噌汁というと濃くこってりを想像しますが、これは驚くほどさっぱりとした後味で、登りで疲れた体にすっと染みわたっていきました。油揚げのだしがまたやさしくて、思わず「たまる(=沁みる)わー」とつぶやいてしまったほどです。
もうひとつの看板メニューがお汁粉。大きなお椀に温かいお餅が2切れ、そしてこの山ならではの紫花豆(むらさきはなまめ)が7〜8粒も入っているのだとか。夏になると、この花豆は抹茶ミルクをかけたかき氷「氷金時」の上にのって登場するそうで、季節を問わず主役を張る名物です。
私はこの紫花豆をひと粒わけていただいたのですが、これが本当に感動的でした。見たこともないほど大きな豆で、ホクホクとしていながら、しっかりとした食感と豆本来のやさしい甘み。「こんな味、初めて」と正直に驚きました。長野や北海道の方でよく見かける豆だそうで、山の上でこんな味に出会えるとは思っていませんでした。温かい汁物と甘い豆で、冷えた体も心もすっかりほぐれて、「また来ます」と自然に口から出ていました。
登頂回数の記録板——550回、7,000回の常連さんたち
グルメと並んで、この山頂でいちばん心に残ったのが、茶屋に飾られた登頂回数の記録板です。
金時山には、登った回数を記録していく文化があります。日付・回数・名前・住所(お住まいの地名くらいまで)を書き込んでいくのですが、その回数がとにかくすごい。「250回」「450回」——と眺めているだけで圧倒されるのに、話を聞くと「7,000回」という桁違いの常連さんまでいるのだとか。ほぼ毎日、この山に登り続けている人がいるということです。100回に到達すると、名前を板に飾ってもらえるのだそうで、常連さんたちの金時山への愛情が、そのまま壁一面に刻まれていました。
隣に居合わせた方は「550回」。数字を聞いて思わず「えー、すごい!」と声を上げてしまいました。何度でも登りたくなる——その気持ちが、こうして目に見える形で残っているのが、金時山という山の温かさなのだと思います。眺めのいい日に登るのももちろん最高ですが、こうした山の「人の営み」に触れられるのも、金時山ならではの魅力でした。
下山は長尾山・乙女峠へ——周回で歩く楽しさ
山頂での時間を満喫したら、いよいよ下山です。今回は来た道を戻らず、長尾山を経て乙女峠へ下る周回ルートを選びました。
登りとは違う道を下ると、同じ山でも表情がまるで変わります。行きに歩いた稜線を反対側から眺めたり、これまで見えなかった角度から景色が開けたり。周回は距離こそ少し長くなりますが、「行って戻る」だけでは味わえない、旅のような歩きごたえがあります。乙女峠は箱根と御殿場を結ぶ古くからの峠で、ここを越えて麓のバス停へと下っていくのが、今回のゴールです。
金時山は、この乙女峠側や金時神社側など、下り口の選択肢が豊富なのも計画の楽しいところ。体力や交通手段に合わせてルートを組み立てられるので、リピートしても飽きません。
アクセスと登山の注意点
最後に、これから金時山に登る方へ、実際に歩いて感じたポイントをまとめておきます。
- 周回は乗り降りのバス停が変わる:今回のように金時登山口から登って乙女峠へ下りる場合、登り口と下り口が別になります。帰りのバスの時刻は事前に調べておくと安心です。
- 冬は防寒と体温調節をこまめに:登りは汗ばむほど暖かくても、稜線や山頂では風で一気に体が冷えます。汗冷え対策に、脱ぎ着しやすいウインドシェルや替えの一枚を用意しておきましょう。
- 凍結に備えてチェーンスパイクを携行:この日は暖かく不要でしたが、冬は日によって登山道が凍ります。使わずに済めばそれでよし、くらいの気持ちで持っておくのがおすすめです。
- 山頂グルメを楽しみに:温かいなめこ汁やお汁粉は、冷えた体に本当にごちそう。小銭を用意して、山頂での一杯を計画に組み込んでおくと、登りのモチベーションになります。
まとめ:金時山は「絶景もグルメも人情も」楽しめる名峰——私の結論
今回は富士山こそ雲に隠れてしまいましたが、金時山は「展望が良かったかどうか」だけでは語り切れない、懐の深い山でした。
初心者でも登りやすいコースタイム、金太郎伝説にちなむ物語、そして何より、山頂の茶屋で味わうなめこ汁や紫花豆の温かさ、登頂回数の記録板に刻まれた常連さんたちの愛情——。晴れていれば富士山の大展望が加わって、それこそ「一度は行きたい」を裏切らない山になります。だからこそ、この日見られなかった富士山が、また登りに来る理由になってくれました。
もしあなたが「絶景も、山ごはんも、山の温かい雰囲気も、全部ちょっとずつ味わってみたい」と思っているなら、金時山はきっと期待に応えてくれます。防寒と足元の準備だけしっかり整えて、ぜひ箱根の名峰に会いに行ってみてください。晴れた日に見えるあの富士山を、私もまた見に行こうと思います。
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動画へのコメント
YouTubeに寄せられたコメントより
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あまり無理せず頑張ってください❗️
素敵なことが動画ありがとう!
一株まるごとのなめこに油揚げ、ミョウガがいい引き立て役で美味しいですよね😊 おつかれ山でした
逆ルートで年末登りました😊山頂のお茶屋さんのカレーうどんが美味しかったです
🎉楽しみ楽しみ✨



