岩崎良美

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モンベルのフリース4種を徹底比較|クリマエアが冬の行動着に最強な理由とレイヤリング術

2026.06.12(動画公開: 2026.01.16)

※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。価格・仕様は動画公開時点のものです。

「フリースなんて、正直どれも同じに見えませんか?」

モンベルのフリース売り場に行くと、種類の多さに圧倒されて戸惑う方も多いと思います。でも、このラインナップの多さは私たちを迷わせるためではありません。モンベルにとってフリースは単なる「温かい服」ではなく、体温をコントロールするための「道具」なのです。

今回は、モデルとして活動しながら山を歩く私の視点で、モンベルの代表的なフリース4種を比較し、なぜ私が「クリマエア」を愛用しているのかをお伝えします。

4つのフリース、それぞれの個性

シャミース:熱を逃がして蒸れを防ぐ

モンベルで最も薄く軽い部類のフリース。毛足が短く厚みも控えめで、体温や湿気をしなやかに逃がす役割を持ちます。単体での保温力は高くなく風には弱いものの、その分「蒸れにくい」のが最大の特徴。肌触りが良く一日中着ていても邪魔にならない、「体温を乱さない」ための一枚です。

クリマプラス:安心感のある「フリースらしさ」

多くの人が想像する「フリースらしいフリース」に最も近い存在。100・200といった番手で展開される標準的な厚みで、着た瞬間から「あ、温かい」と感じる安心感があります。その分、動き続けると少し蒸れやすいので、短時間の外出やサッと羽織る用途に向いています。

クリマエア:驚きの軽さと、動くための保温力

今回の主役。最大の特徴は長い毛足です。あえて繊維の密度を下げて編むことで、繊維の間の動かない空気(デッドエア)を最大限に増やし、それが体温をゆっくり逃がします。結果、非常に軽いのに重量あたりの保温力が極めて高い。一方で防風性はほとんどありませんが、これは行動中の蒸れを防ぐための意図的な設計です。

防風フリース:風を止めることに特化

中厚手のフリースにナイロンの裏地を付け、風の遮断を最優先にしたモデル。立ち止まっていても寒くなく、風の強い場所で安心感があります。ただし通気性が低いため、動いて暑くなったら脱ぐのが前提です。

結論:「今日どれだけ動くか」で選ぶ

「今日どれだけ動くか」。これがモンベルのフリース選びで一番分かりやすい基準です。

私の相棒「クリマエア ジャケット」詳細レビュー

私が最終的に選んだのが「クリマエア ジャケット」。重量は約331gで、見た目のボリュームからは想像できないほど軽く感じます。実際に山や街で使って「よく考えられているな」と感動したポイントを挙げます。

脇と袖口のストレッチ素材 — 伸縮性の高い素材が配置され、腕を大きく動かしても突っ張りません。熱がこもりやすい脇下では換気の役割も果たします。

サムホール — 袖口に親指を通す穴があり、手首からの冷気の侵入を防ぎます。血管が通る手の甲を温めることで体感温度が上がり、重ね着のときに袖がまくれ上がるのを防ぐ実用的なメリットもあります。

スランテックカフ — 袖口の縫い目を斜めスパイラル状に配置するモンベル独自の特許技術。縫い目が筋肉の動きを妨げず、締め付け感なく腕まくりもしやすいです。

ポケットの配置 — 胸ポケットはザックのベルトと干渉しない位置にあり、スマートフォンの収納に最適。体温に近い場所なので低温によるバッテリー低下も防げます。腰のハンドポケットは内部が起毛していて、ハンドウォーマーとしても機能します。

フラップチンガード — フロントジッパーが顎に直接当たらず、金属の冷たさや不快感を防ぎます。

長く愛用するためのメンテナンス術

毛足の長いフリースは、お手入れに少しコツがいります。

購入直後に裁断面から毛が抜けることがありますが、数回の洗濯で自然に収まります。長く使うとザックのベルトが当たる部分の毛が寝て絡まる「ヘタリ」が起きますが、ここで諦めなくて大丈夫。モンベルが公式に勧めているのがペット用のスリッカーブラシやナイロンブラシでのブラッシングです。寝た毛並みを優しく起こすと空気の層が戻り、ふわふわの質感と保温力がかなり回復します。

洗濯は家庭用の洗濯機でネットに入れて洗うだけ。静電気や繊維の絡まり防止のため、柔軟剤の使用はむしろ推奨されています。ポリエステルは熱が苦手なので、乾燥機を使うなら低温で。できれば脱水して陰干しすれば、驚くほど早く乾きます。

「レイヤリング」こそが冬の日常を快適にする

レイヤリング(重ね着)は登山の技術だと思われがちですが、温度差の激しい冬の日常こそ効果を発揮します。クリマエアは1枚で全てを解決する服ではなく、体温を安定させる「真ん中」の役割です。

電車に乗る、建物に入る、外に出る——冬の日常は温度変化の連続です。「1枚で暖かい服」を探すよりも、細かく調整できるクリマエアを真ん中に置くほうが、ずっと賢い選択だと感じています。

まとめ:私の結論

多くのフリースを比較してたどり着いた結論は、「冬の行動着としてクリマエアは最強の道具」だということです。

私服に混ぜても街に溶け込み、アウトドア特有の「着ている感」が出すぎないバランスも気に入っています。「よく動く1日」を快適に過ごしたい方に、自信を持っておすすめする一枚です。

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