岩崎良美

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明星ヶ岳・明神ヶ岳 日帰り登山|強羅から歩く箱根外輪山の周回コースを登山モデルが初心者向けにガイド

2024.07.13

温泉街として知られる箱根の、少し上の稜線に目を向けると、なだらかに連なる山並みが見えてきます。これが箱根のカルデラをぐるりと囲む「箱根外輪山」。今回はその一角、明星ヶ岳(みょうじょうがたけ・924m)明神ヶ岳(みょうじんがたけ・1,169m)を、強羅駅を起点に尾根でつないで歩く日帰りの周回コースをご紹介します。

結論からお伝えすると、このコースは「電車とバスでアクセスでき、危険な岩場が少なく、それでいて歩き応えもある」、初心者の方がステップアップするのにちょうどいい一本です。ただし全長は約11.4kmと低山にしては長め。夏場は暑さ対策が欠かせません。この記事では、コースの全体像から登山口までの行き方、初夏の暑い日を安全に歩くための工夫まで、私が実際に歩いて感じたことを正直にお届けします。

名前がよく似た二つの山ですが、まったくの別の峰。混同されがちなので、この記事を読めば「明星ヶ岳と明神ヶ岳って何が違うの?」というモヤモヤもすっきりするはずです。

コース概要(箱根外輪山・強羅発の周回コース)

箱根外輪山には、このほかにも金時山・箱根駒ヶ岳・神山といった名峰が並びます。明星ヶ岳・明神ヶ岳はその中では比較的静かで、のんびり尾根歩きを楽しめるのが魅力です。

朝3時起き・6時スタート——初夏の低山を安全に歩くために

今回いちばんお伝えしたいのが、この「早朝スタート」という選択です。

私が歩いたのは初夏の一日。とはいえ標高の低い箱根の登山口周辺は、平地と変わらないほど蒸し暑くなります。そこで朝3時に起きて現地へ向かい、6時には行動を開始しました。狙いはシンプルで、「気温が上がりきる前に登り、早い時間に下りてくる」こと。夏の低山で怖いのは、岩場よりもむしろ熱中症だからです。

実際に歩いてみると、この判断は大正解でした。それでも7時を過ぎた頃にはすでに汗が止まらず、「低山の夏はやっぱり暑い……」と何度もつぶやいたほど。もしこれが昼前後のスタートだったら、暑さで一気に消耗していたと思います。夏に低山を計画するなら、行動時間を朝にぐっと前倒しする——これは声を大にしておすすめしたいポイントです。

強羅駅から宮城野へ、そして明星ヶ岳登山口へ

スタート地点は、箱根登山鉄道の終点・強羅駅。ここから近道を使って急な坂道をぐんぐん下り、川沿いの宮城野のバス停方面へ向かいます。

宮城野のバス停から登山口までは、しばらくアスファルトとコンクリートの道歩き。この舗装路の登りがなかなかの急勾配で、山道に入る前から早くも脚に効いてきます。時刻は7時5分、日陰を選んで歩いても汗だくです。うっかり入口を通り過ぎそうになりながら、無事に明星ヶ岳の登山口を発見。ここまで来ればいよいよ本格的な山道の始まりです。

登り始めてまもなく、木々の間で最初の“住人”に遭遇しました。なんとたぬき。この日、初めて見かけた野生動物との出会いに、暑さで下がりかけていたテンションが少しだけ回復しました。こうした小さな驚きがあるのも、朝早い時間帯ならではの楽しみです。

明星ヶ岳(924m)——大文字焼きで知られる箱根の一座

急登に汗を流しながら登り切り、たどり着いたのが最初のピーク、明星ヶ岳(924m)。箱根外輪山を構成する山のひとつで、まずはここで一息つきます。

この明星ヶ岳、実はちょっと面白い由来を持つ山です。箱根外輪山の中でも古い部類で、およそ27〜35万年前に生まれたと言われています。名前の由来は、小田原の方角から見ると真西にあたり、その方向に宵の明星(金星)が輝いて見えることから、と伝えられています。

そしてもうひとつの顔が、「大文字山」という別名。毎年夏、箱根・宮城野の夜空を彩る大文字焼きは、この明星ヶ岳の山肌に「大」の字が浮かび上がる、箱根の夏の風物詩です。ふだん何気なく眺めている山が、季節の行事の舞台になっていると知ると、山への親しみがぐっと増しますね。

尾根をつないで明神ヶ岳(1,169m)へ

明星ヶ岳からは、いったん分岐点まで戻り、尾根伝いに次の目的地・明神ヶ岳を目指します。

明神ヶ岳は標高1,169m。今回のコースの最高地点で、明星ヶ岳より250mほど高い、堂々とした山です。名前は一文字違いですが、登ってみると立ち位置も雰囲気もしっかり別物。外輪山の尾根をたどりながら少しずつ高度を上げていく、このコースいちばんの縦走パートです。

明神ヶ岳の山頂一帯は、木立が開けて視界が広がる開放的な稜線で知られています。同じ外輪山の金時山や、天気に恵まれれば富士山方面まで見渡せる、箱根らしい展望が待っています。ここまで登ってきた頑張りが、ぐっと報われる場所です。

宮城野へ下山——周回コースをぐるりと締めくくる

明神ヶ岳の山頂を踏んだら、来た道を尾根の分岐まで戻り、そこから宮城野方面へ下山します。登った道をそのまま引き返すのではなく、ぐるりと一周して出発地の近くに戻ってくる周回コースなので、行きと帰りで違う景色を楽しめるのがうれしいところ。

下りは長く感じる場面もありますが、朝早く出発したおかげで、暑さが本格化する前に山を下りきる余裕がありました。「早出・早着」の計画が、こういう場面でじわじわ効いてきます。

難易度と、初心者へのアドバイス

最後に、これから歩く方へ向けて実用的なポイントをまとめておきます。

まとめ:似て非なる二座を、ひと筆書きで楽しむ贅沢

明星ヶ岳と明神ヶ岳。名前は一文字違いで紛らわしいけれど、歩いてみれば、大文字焼きの舞台となる歴史ある924mの明星ヶ岳と、外輪山の展望が広がる1,169mの明神ヶ岳という、性格の異なる二つの山でした。

その二座を、強羅発の周回コースでひと筆書きのようにつなげるのが、このルートの醍醐味です。危険箇所は少ないぶん、勝負どころは「距離」と「暑さ」。裏を返せば、そこさえ計画でクリアできれば、初心者の方でも達成感たっぷりの一日を過ごせます。

箱根といえば温泉や芦ノ湖のイメージが強いですが、その背骨をなす外輪山を自分の足で歩くと、見慣れた箱根がまったく違う表情を見せてくれます。早起きを味方につけて、あなたもぜひ、明星ヶ岳・明神ヶ岳の尾根歩きに出かけてみてください。

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Comments / 視聴者の声

動画へのコメント

YouTubeに寄せられたコメントより

@ヘルベルト-o7h2024.07.16

酷暑の中本当にお疲れ様でした。😊😊豊かな自然と凄い、歴史を感じる山ですね!!きっと大昔から沢山の方が登られたんですね~ファッションもバッチリ決まってて流石モデルさんですね😄😄トークも楽しかったです😄😊後登録者1000人おめでとうございます🎉岩崎さんのチャンネルは豊かな自然と岩崎さんの明るくて素敵な人柄が魅力ですね😄😄これからも動画楽しみにしてます。😄😊

返信 1
@しゅう家系2024.07.13

外輪山縦走お疲れ様でした! 明神ヶ岳、広くて景色も開けて良い所ですね 行ってみたいと思いました 登山後のカツ丼蕎麦も、 美味しかったんでしょうね🤤 そしてこの夏、高山植物見れると良いですね!

返信 1
@沼田徹善2025.05.25

オニヤンマ😮なるほど🤔✍️✍️✍️勉強になりました😮👍👍👍

返信 1
@後小路2024.07.13

最初から引き込まれてあっという間に見終わっていました。 今回かなりハードだったですね💦 風景はもちろん、岩崎さんのお喋り、いろんなカメラアングル、そして文字解説。 全部素晴らしかったです。👏👏👏 転んだ時手袋🧤していて良かったです。 ひとつだけ気になりました。タイトルに「7月下旬」とありましたが、これ7/4ですよね。 とにかく登山、編集おつかれさまでした。 もう一回観ます❤

返信 1
@美有-h1w2024.07.14

お疲れ様でしたねw。 良い動画でした。 コースいい感じですね。

返信 2
@gakutarou91462024.07.13

暑い中大変でしたね💦楽しく観させていただきました 夏の低山は暑いから北アルプスなどにもチャレンジしてみてはいかがでしょう? 水分も大事ですが行動食(柿ピー、シリアル、カルパス、自分の好物など)を摂ってエネルギーと塩分補充、メンタル補充すると良いですよ😊

返信 1
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