岩崎良美

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モンベルのバッグ6選|39gから599gまで、通勤・旅行・街歩きで比べました

2026.09.04

一番軽いもので39g、一番重いもので599g。同じメーカーの、同じ「バッグ」というカテゴリーなのに、15倍以上の差があります。

今回並べたのはモンベルのバッグ6種類。「モンベル=登山の店」と思われがちですが、実際に手に取って比べてみると、6つともそのまま通勤や買い物、旅行で使えるものばかりでした。しかも同じ20リットルでも、重さも値段も、向いている場面もまるで違います。

先にお伝えしておくと、この記事でいちばん伝えたいのは「軽いほうが良い」ではありません。一番重い599gのバッグにも、その重さに見合う理由がありました。選ぶ基準は数字の大小ではなく、自分がどこで一番使うか。6つを横に並べて、そこから選べるようにまとめます。

先に、6つを並べます

| バッグ | 価格 | 容量 | 重さ | 向いている場面 | |---|---|---|---|---| | U.L.ナップサック | 3,300円 | 13L | 39g | 旅行のサブに | | ポケッタブル ライトパック 20 | 6,200円 | 20L | 198g | 普段の買い物・お出かけに | | ポケッタブル ライトショルダー M | 5,200円 | 13L | 181g | 街歩き・両手を空けたい日に | | バーサライトパック 20 | 9,700円 | 20L | 220g | 軽さも山も欲しい人に | | ディライトパック 20 | 7,800円 | 20L | 360g | 通勤・仕事にも | | コロラド デイパック | 14,300円 | 17L | 599g | デザインで選ぶなら |

※価格は税込・2026年9月時点のメーカー公式価格です。

① U.L.ナップサック|39g、ハンカチを持っている感覚

手に取った第一印象は「バッグというより、ハンカチを持っている」でした。39gという数字はスペック表で見ても実感が湧きませんが、実物を持つと本当に重さを感じません。

生地は両面にシリコーンをコーティングした30デニールのナイロン。超軽量でありながら引き裂き強度に優れる素材です。使わないときは12cm×11cmまで小さくなるので、旅行の荷物の隙間に入れておいてもほとんど邪魔になりません。ショルダーストラップの長さは調整でき、カラビナを付けられるループもあります。

ただし、見ての通りかなりシンプルです。背中のパッドや、登山用バックパックのようなしっかりしたハーネスはありません。重い荷物をたくさん入れて長時間歩く使い方ではなく、旅行のサブバッグや山頂アタック、ちょっとしたお出かけ用と考えるのが合っています。

合わせた秋冬コーデ①|ネイビー×デニム、オレンジを差し色に

U.L.ナップサックのオレンジがかなり鮮やかなので、洋服はネイビー系でまとめました。トップスはシンプルなネイビーのシャツ、ボトムも濃い色のデニム。上下を同系色にして、オレンジのバッグを差し色として使っています。ナップサックはスポーティーな印象になりがちですが、シャツとデニムに合わせると普段のお出かけにも取り入れやすくなります。バッグ自体が軽いので、作り込みすぎずシンプルに。

② ポケッタブル ライトパック 20|198g、ここから「リュックらしい形」

20リットルあって198g。しかもポケッタブルで、内側のポケットがそのまま収納袋になります。20リットルのリュックが17cm×20cmまで小さくなるので、旅行に持っていくときにも便利です。

①のU.L.ナップサックよりもリュックらしい形になっていて、フロントポケット、左右のサイドポケット、内ポケットがあります。飲み物は横に、すぐ取り出したいものは前に——と分けられるぶん、日常的な使いやすさは明らかに上がります。

ただしこちらも薄手の生地の軽量タイプ。20リットルあるからといって、重たいものをパンパンに詰める使い方には向きません。旅行先で使うサブバッグや、普段のお出かけ用です。

合わせた秋冬コーデ②|アイボリー×デニム×黒、大人の定番カジュアル

ブラックのライトパックには、アイボリーのフリースを合わせました。黒いリュックは本当に合わせやすいので、今回はバッグに色を合わせるのではなくメリハリをつけています。フリースはアウトドアアイテムですが、デニムと合わせれば普段着として自然です。秋冬は全体が暗くなりがちなので、顔周りに明るい色を持ってきて、バッグの黒で締めるイメージで組みました。

③ ポケッタブル ライトショルダー M|181g、A4が入るショルダー

今回唯一のショルダーバッグです。この大きさでA4サイズに対応しているので、書類やタブレットを持ち歩く日にも使えます。右側にはメッシュのポケット、中にも小物用のポケット。

個人的に「細かいけれど良いな」と思ったのが、余ったショルダーテープを収納できるところです。テープがブラブラしないだけで、見た目も使い勝手もずいぶん変わります。こういう部分に手が入っているのは、長く使う道具として安心できるポイントでした。

これも小さく畳めて、収納サイズは25cm×17cm。これだけの大きさのショルダーバッグをコンパクトに持ち運べるので、旅行用としてかなり使いやすそうです。

合わせた秋冬コーデ③|黒×ブラウンにブルー、色と素材で遊ぶ

ブルーのライトショルダーには、少し遊び心のある組み合わせを。トップスは黒のショート丈フーディー、ボトムには光沢感のあるブラウンのワイドパンツです。黒とブラウンだけだと落ち着きすぎるところに、鮮やかなブルーのショルダーが入ります。バッグ自体がカジュアルなので、ボトムまでアウトドア系にせず、素材感のあるパンツで外しました。今回6つのコーデの中では、いちばんファッション寄りの組み合わせです。

④ バーサライトパック 20|220g、ここから山寄りになります

②のライトパック 20より、わずか22g重いだけ。それなのに中身の考え方はまったく違います。

本体はメインが30デニールのバリスティックナイロンで、擦れやすい底の部分だけ100デニールに変えてあります。チェストサポート、ピッケルループ、サイドポケット、トレールウォーターパック(ハイドレーション)にも対応。スピードハイクや山頂アタックでの使用が想定されたつくりです。

そしてこれもトップリッドの中に本体を収納できます。20リットルの登山用バックパックがここまで小さくなるのは、並べてみると素直に面白い。

選び分けはシンプルで、旅行や普段使いが中心ならライトパック 20、実際に山でも使いたいならバーサライトパック 20。22gの差ではなく、目的の差で選ぶバッグです。

合わせた秋冬コーデ④|ブルー系×チャコール、秋冬のアクティブスタイル

このバッグはしっかりアウトドア寄りにしました。トップスはブルー系のダウンジャケット、ボトムは私が普段から使っているモンベルのシャミース。バッグもブルーグリーンなので、上半身をブルー系でつなげて、下半身のチャコールで落ち着かせています。実際に山で使うことも想定されたバッグなので、ここは無理に街っぽくせず、「秋冬にこのまま軽いハイキングへ行くなら」というイメージで組みました。機能的なバッグには、こういう素直なアウトドアスタイルがよく似合います。

⑤ ディライトパック 20|360g、通勤と低山の“あいだ”

今回調べてみて、いちばん面白かったバッグです。

④のバーサライトパック 20と同じ20リットルなのに、こちらは140g重い。理由ははっきりしていて、330デニールのしっかりしたナイロン生地を使っているからです。さらに中には書類やノートパソコンを入れられる背面ポケット、メッシュの小物ポケット、前には大きなフロントポケット。

つまりこれは軽さだけを追求したバッグではありません。普段使いをしながら、休日は低山ハイクにも持っていける。この中間的な立ち位置が、6つの中でいちばん「日本の生活」に近いと感じました。通勤で毎日背負うことを考えると、生地が薄いことは必ずしも利点ではないからです。

合わせた秋冬コーデ⑤|ジャケット×アウトドアバッグ、きれいめにも合わせる

ここはちょっと雰囲気を変えました。ネイビーのダブルジャケットにブラックのパンツ、そこにネイビーのリュックを合わせています。アウトドアブランドのリュックはフリースやダウンと合わせるイメージが強いですが、これくらいシンプルなデザインならジャケットスタイルにも意外となじみます。ジャケットとバッグをネイビーでつないでいるので、リュックだけが浮きにくいのがポイント。インナーは白やアイボリーのシンプルなものにして、足元をスニーカーにすればカッチリしすぎません。仕事や旅行、休日のお出かけで、少しきれいめにしたい日に。

⑥ コロラド デイパック|599g、その重さには理由がある

ここまで見てくると、「17リットルなのに、どうして599g?」と思いますよね。

理由のひとつは素材です。本体は1000デニールのナイロン・オックス。そしてショルダーハーネスには上質な牛革とウールフェルトが使われています。ボトムにはストラップを付けられるレザーパッチも。軽量化を最優先したバッグとは、考え方がまったく違う1本です。

クラシカルなティアドロップ型でB4サイズまで対応。面白いのが中の仕切りで、内部のジッパーで操作するフラップを開閉すると、1気室と2気室を切り替えられます。下にすぐ取り出したいもの、上に着替え——というように自分なりに分けられるのは便利でした。側面はウエッジ(くさび)型なので、荷物が少ない日でも型くずれしにくくなっています。開口部も大きく開きます。

合わせた秋冬コーデ⑥|アイボリー×オリーブ×赤、クラシックな秋色コーデ

最後はバッグの赤を主役にしました。トップスはアイボリー、ボトムには少しくすんだオリーブグリーン。赤とグリーンは一見むずかしそうですが、どちらもくすんだ落ち着いた色なので、秋冬には意外と合わせやすい組み合わせです。足元はブラックのスニーカーで引き締めて、全体がカジュアルになりすぎないように。6つの中でいちばんクラシックな雰囲気のバッグなので、洋服も少し温かみのある色を使って、昔ながらのアウトドアスタイルを今の普段着に取り入れるイメージにしました。

数字で並べると、性格の違いが見えてきます

いちばん軽いU.L.ナップサックが39g、いちばん重いコロラド デイパックが599g。その差は560g、倍率にすると15倍以上です。

でもこれは、重いほうが劣っているという比較ではありません。39gのバッグには背中のパッドがなく、599gのバッグには牛革のショルダーハーネスがある。同じ20リットルでも、198gのライトパック 20は薄手の生地で旅行向き、360gのディライトパック 20は330デニールの生地でパソコンが入る。それぞれ、目的が先にあって重さが決まっています。

モンベル U.L.ナップサック(13L・39g)

¥3,300(税込)

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モンベル ポケッタブル ライトパック 20(20L・198g)

¥6,200(税込)

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モンベル ポケッタブル ライトショルダー M(13L・181g)

¥5,200(税込)

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モンベル バーサライトパック 20(20L・220g)

¥9,700(税込)

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モンベル ディライトパック 20(20L・360g)

¥7,800(税込)

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モンベル コロラド デイパック(17L・599g)

¥14,300(税込)

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まとめ:「どこで一番使うか」から選ぶ

同じモンベルでも、こんなに方向性が違います。カタログを縦に読んでいると数字の差ばかりが目に入りますが、実際に6つを横に並べてみると、選ぶ基準は数字ではないことがよく分かりました。

自分がどこで一番使うのか。通勤なのか、旅行の隙間なのか、休日の低山なのか。そこが決まれば、6つのうち残るのはたいてい1つか2つです。

アウトドアのバッグは山専用の道具だと思われがちですが、普段の洋服に取り入れてみると、意外なほど自然に日常へ入ってきます。今回の6つは、そのことを確かめる並べ方でもありました。

皆さんはどれが一番気になりましたか。「これ持っています」「これが気になっていました」など、動画のコメント欄でも教えていただけると嬉しいです。

※価格・仕様は2026年9月時点のメーカー公式情報です。最新の価格や在庫状況は各製品ページをご確認ください。

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