岩崎良美

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御岳山〜大岳山 縦走登山ガイド|ロックガーデン・鍋割山・奥の院峰をめぐる周回コースを登山モデルが正直レポート【東京・奥多摩】

2024.09.19

東京都心から電車で行ける手軽な山として人気の御岳山(929m)。ケーブルカーで一気に標高を稼げるので「軽いハイキング」のイメージが強い山ですが、その奥には最高峰の大岳山(1266m)へと続く、本格的な縦走路が広がっています。

今回私は、御岳山を起点に大岳山・鍋割山・奥の院峰の4つのピークをめぐる周回コースに挑戦しました。武蔵御嶽神社の神秘的な空気、苔むすロックガーデン、七代の滝や天狗岩といった見どころが詰まっている一方で、鎖場や「滑落事故多発」の岩場もある、想像以上に歩きごたえのあるルートです。

この記事では、実際に歩いた行程を追いながら、コースの見どころ・難易度・水分や装備の注意点、そして下山後の温泉まで正直にお伝えします。「御岳山だけでは物足りない」「大岳山まで足を延ばしてみたい」という方の参考になればうれしいです。

コース概要(御岳山〜大岳山 周回縦走・日帰り)

ケーブルカーで御岳山へ——まずは宿坊街の坂道から

スタートは、ケーブルカーの終点・御岳山駅。実は3年ほど前、ふもとから歩いて登ったときは「ここまで来ただけで疲れ果てた」という苦い記憶があります。そのため今回は迷わずケーブルカーを利用し、一気に標高を稼ぎました。

御岳山駅から武蔵御嶽神社までは約800m。標高差はわずか100mほどしかないのですが、これが意外な曲者。朝8時の時点で気温25度・湿度72%と蒸し暑く、日差しも強くて、歩き出しからかなりの急坂に息が切れました。

この参道沿いに点在しているのが、御岳山ならではの宿坊です。ケーブルカーの駅から神社までの間だけで24軒もあり、もともとは参拝者や修行者が山内で修行や祈りのために泊まる宿泊施設でした。現代では一般の観光客にも開放されていて、精進料理や座禅、写経といった体験を通して心を癒やせる、非日常的な滞在が楽しめる場所になっています。山に登らずとも、この宿坊街を歩くだけで独特の空気を感じられます。

武蔵御嶽神社——お犬様を祀る関東の霊山

急な坂を登り切ると、御岳山の山頂に鎮座する武蔵御嶽神社(御岳神社)に到着します。ここは少し珍しい、「お犬様」を祀る神社。日本武尊(やまとたけるのみこと)が白い神犬(おおかみ)に導かれて難を逃れたという伝説が残り、そのおおかみが神の使いとして信仰されてきました。境内のあちこちにワンちゃんのモチーフがあって、見て歩くのも楽しいです。

御岳山は古くから関東の霊山として崇められ、山岳信仰の中心地として多くの参拝者や修行者を集めてきた歴史ある山です。神社で神聖な空気に触れ、山のパワーを体に取り込んでから先へ進む——そんな「登拝」の気分にさせてくれます。御岳山の山頂標識(929m)は、この神社の境内にひっそりと立っていました。

展望台と七代の滝——ロックガーデンへの下り

参拝を終えたら、いよいよ大岳山を目指してロックガーデン方面へ。途中、ヘリポートを兼ねた開けた展望台に立ち寄りました。この日はあいにくの曇り空で、遠くの山並みがふわりと霞む、優しい雰囲気の眺めでした。まだ歩き始めて1時間ほどですが、暑さもあって早くもお腹が空き、大きなおにぎりをここでいただきました。

展望台からは、七代の滝へ向けて一気の下り。その差はおよそ600mもあり、「これをまた登り返すのか……」と思うと、正直ドキドキします。すでに足がガクガクし始めていたので、滑らないよう慎重に下りました。

たどり着いた七代の滝は、多段構造の美しい滝。武蔵御嶽神社の神事にも使われる神聖な場所で、御岳山エリアでも人気のスポットです。冬には「氷の花」と呼ばれる氷瀑となり、いっそう神秘的な雰囲気に包まれるのだそう。滝の音と冷気で、汗ばんだ体がすっと涼しくなりました。

天狗岩と綾広の滝——苔むすロックガーデン

七代の滝から鉄の階段を登り返すと、いよいよ天狗岩です。御岳山に伝わる天狗伝説の象徴で、天狗が腰を下ろして休んだと伝えられる巨大な岩。パワースポットとして親しまれる神秘的な佇まいで、私も実際によじ登ってみました。時刻はこのとき10時10分。「まだ先は長いのに、もうこんなに時間が経ってる」と少し焦りつつも、岩の迫力に満足です。

天狗岩を過ぎると、いよいよロックガーデンの核心へ。一面を緑鮮やかな苔が覆い、清らかな渓流と滝が織りなす、まるで別世界に迷い込んだかのような風景が広がります。苔むした岩と沢の音に心が洗われる、御岳山随一の癒やしの空間です。

その一角にあるのが綾広の滝。かつて修行者たちがこの滝で水行を行い、心身を清めたと伝えられる神聖な滝で、その水は病を癒やし願いを叶えるとも言われています。私はこの近くの水場で、お昼の調理用にペットボトルへ水を補給しました。

ここで一つ、水分について正直な反省を。この日は1.7Lの水を持って行ったのですが、それでも全く足りませんでした。歩きながら気づいたのは、口を開けて呼吸をしていると、喉がどんどん渇いてしまうということ。試しに鼻で吸って鼻で吐くようにすると渇きは抑えられるものの、今度は息が苦しい。蒸し暑い季節の山では、水は「多すぎるかな」と思うくらい持っていくのが安心だと痛感しました。

核心部・大岳山(1266m)——鎖場のある山頂へ

ロックガーデンから先の分岐を過ぎると、道の性格ががらりと変わります。ここまでが整備された「ハイキング」だとすれば、この先はいよいよ本格的な「登山」。大岳山まではおよそ2.2kmの道のりです。

登山口には「滑落事故多発」「岩場・鎖場あり」の注意書き。実際、山頂が近づくと手と足を使う岩場が現れ、要所に設置された鎖を補助に使いながら慎重に高度を上げていきました。足元にはたくさんのキノコが顔を出していて、季節の移ろいを感じます。

そして、ついに大岳山の山頂(1266m)に到着。「軽く登るつもり」で来たわりに、ここまでで既にヘトヘトです。あいにくの曇り空で、山頂からの景色はふわりと優しい霞の中。名物の大展望とはいきませんでしたが、それでも4座のうち最高峰にたどり着いた達成感は格別でした。

お昼はフリーズドライのピラフ。お湯を注がなくてもそのまま食べられるタイプで、スプーンまで付いていて手軽でした。味は普通に美味しいものの、疲れた体には少し物足りない印象。「次は梅干しか塩を持ってこよう」というのが、この日の正直な結論です。甘い飲み物で乾杯して、40分ほどのんびり休憩しました。

鍋割山・奥の院峰——静かな2座をめぐる周回路

天気が怪しくなってきたので、大岳山からは早めに出発。分岐まで戻り、鍋割山を経由する周回コースへ入りました。時刻は午後3時。3時には帰るつもりだったのに、まだ道半ばです。

本日3座目の鍋割山(1084m)を越え、続いて向かうのが御岳山の奥の院。武蔵御嶽神社の奥の院は霊力の強い場所とされ、険しい山道を登ること自体が修行と考えられてきた、山岳信仰の象徴的な存在です。日本武尊を祀り、古くから多くの人が心願成就や病気平癒を祈って訪れてきました。そのすぐ先にある本日4座目のピークが、奥の院峰(1077m)です。

日曜日にもかかわらず、この鍋割山〜奥の院峰の周回路は、ほとんど人に出会いませんでした。あまり歩かれていないのか、道もやや静か。静けさは心地よい反面、あまりに人に会わないと少し心細くもなります。「山頂で雨に降られるかもしれないから早く下りたほうがいい」と聞き、足を速めました。

途中には天狗の腰かけ杉という、樹齢数百年の堂々たる杉の巨木もあります。その名の通り、天狗がこの杉に腰かけて休んだと伝えられ、かつて修行者たちがこの木の下で瞑想したというパワースポット。太い幹と天へ伸びる枝が、いかにも神聖な雰囲気をまとっていました。ここまで来れば、御岳神社まではあと1km。ただ、この最後の下りがなかなかにきつく、脚に堪えました。

下山とつるつる温泉——想像以上の歩きごたえ

下山の終盤は、ケーブルカーの最終便や駐車場が閉まる時間が気になって気が気ではありませんでした。ようやく電波が入り、ケーブルカーが18時まで動いていると分かって、ひとまず安心。最後は必死に歩き、16時58分発の便になんとか間に合いました。

滝本駅まで下りてきたのは17時10分。3時には帰るつもりが、結局2時間ほど押してしまいました。「今日は軽く大岳山を登ろう」と思っていたのに、蓋を開けてみれば全く軽くない——それが正直な感想です。

下山後のお楽しみは、その名の通りお肌がつるつるになるつるつる温泉。疲れた体をじっくり癒やし、締めにラーメンでお腹も満たして、大満足の一日となりました。

まとめ:御岳山の"その先"は歩きごたえたっぷり(私の結論)

御岳山だけならケーブルカーで気軽に楽しめる観光地ですが、大岳山まで足を延ばす縦走は、鎖場や滑落注意の岩場を含む中級者向けの本格ルートです。今回の周回で私が感じた大切なポイントは、次の3つ。

武蔵御嶽神社の信仰の空気、七代の滝や綾広の滝の清らかさ、苔むすロックガーデンの癒やし、そして静かな稜線歩き。ひとつの山で「信仰・自然・達成感」をまるごと味わえるのが、この御岳山〜大岳山縦走の何よりの魅力です。しっかり準備を整えて、あなたもぜひ、御岳山の"その先"に広がる世界を歩いてみてください。

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Comments / 視聴者の声

動画へのコメント

YouTubeに寄せられたコメントより

@ザキ-p5c2025.03.25

よっこいしょーいち… この一言で完全やられましたわ😂

1返信 1
@三大-e9i2024.09.19

ご苦労様でした。これは疲れたでしょうね。 御嶽、大岳山文句なしのフルコースですね。 入浴後のホッとした顔を見て、こっちも疲れが取れた気分です。

1返信 1
@山崎七海-g7v2024.09.22

お疲れさまでした❕🙋‍♂️

返信 1
@塩ジィ-j9y2024.09.20

まさかの ヨッコイショーイチ! いつまで観たいので ご無理なく🥰

1返信 1
@mitukana92172024.09.20

お疲れ様でした😊ラーメン美味しかったでしょうね😋

1返信 1
@aRVeesBlog2024.09.20

must be an accomplishing experience, new friend here from the philippines

1返信 1
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