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大山(丹沢)日帰り登山|ヤビツ峠から新緑の霊峰へ。見晴台・男坂コースを初心者目線で正直レポート
2024.06.23
神奈川県・丹沢の霊峰、大山(おおやま・1,252m)へ、ヤビツ峠から日帰りで登ってきました。古くから信仰を集めてきた「阿夫利(あふり)神社」の山で、山頂からは晴れれば関東平野や相模湾を一望できる、都心からもアクセスしやすい人気の一座です。
週末にサッと自然でリフレッシュしたい——そんな時にちょうどいい山ですが、選ぶルート次第で歩きごたえはガラッと変わります。今回は新緑がいちばん美しい6月上旬に、ヤビツ峠から春嶽山(はるたけやま)を経て山頂へ、下りは見晴台から男坂へと抜けるコースを歩きました。この記事では、アクセスやコースの様子、そして下りで思い知った「男坂の洗礼」まで、正直にレポートします。
コース概要
- 山名:大山(1,252m)・丹沢/関東百名山。古くからの信仰の山
- 山域:丹沢山地 東端(神奈川県)
- ルート:ヤビツ峠(761m)〜 春嶽山 〜 大山山頂 〜 見晴台 〜 男坂 〜 大山ケーブル駅バス停
- 距離・コースタイム目安:全長約6.5km/休憩を除いて約4時間30分
- 標高差:ヤビツ峠から山頂まで約491m
- 特徴:ヤビツ峠側は登山者が少なく静かに歩ける。下りの男坂は段差の大きい急下降で、脚への負担が大きい
ヤビツ峠へは秦野(はだの)駅からバスで約40分。窓の外に緑豊かな山々が広がって、登る前から気分が上がります。
ヤビツ峠から春嶽山へ|新緑と、静かな森
標高761mのヤビツ峠からスタート。私は神奈川県民なのですが、「ヤビツ峠」と聞くと走り屋さんが集まる道、というイメージが正直強くて、こうして登山口として立つのは新鮮でした。
歩き出すとすぐ、苔むした岩や新緑がきれいで気持ちのいい森。ただ、登り始めの10分は毎回「今日は無理かも」と弱気になる区間で、ここは大きく足を上げず細かく細かく、こまめに深呼吸を心がけて進みました。途中にはケルン(石を積み上げた道しるべ。視界が悪いときの道迷い防止に役立ちます)もあり、山の作法を感じながら約1時間で春嶽山へ。目印が分かりづらく、危うく通り過ぎそうになったので、このあたりは地図でこまめに現在地を確認すると安心です。
大山山頂へ|信仰の霊峰と、教わった「ツチアケビ」
春嶽山から山頂までは、さらに約1時間の登り。「最後の急登」と思ってから、まだもう一段…を何度か繰り返すのが大山の登りです。登山はやっぱり気持ちが大きくて、「もうちょっと」と思うほど遠く、「まだまだ長い」と構えると意外と早く着く。そんなことを考えながら足を進めました。
道中うれしかったのが、居合わせた登山者の方にツチアケビという珍しい植物を教えてもらえたこと。白いアスパラガスのような姿で、夏に黄色い花が咲き、秋になると真っ赤なウインナーソーセージのような実を鈴なりに付けるのだそう。知らなければ絶対に見落としていました。こういう出会いがあるのも登山のいいところです。
山頂に立つと、そこは大山阿夫利神社の本社が鎮座する信仰の場。標高1,252m、関東平野や相模湾を見晴らす大展望…のはずが、この日は雲の流れが速く、眺望はときどき。それでも「今日は暑いから雲に入っていてくれてもいい」なんて贅沢を言えるくらい、登り切った達成感でいっぱいでした。
見晴台から男坂へ|下りで思い知る、"脚"の話
下山は見晴台方面へ。ここで、この日の装備(レイヤリング)を少しだけ。黒でまとめたコーデで、モンベルのリバーシブルハット、インナー、ビームス系のタンクトップ、ノースフェイスのアンクルパンツという組み合わせ。日差しと汗の両方に対応できて快適でした。ちなみに靴紐が解けない結び方も動画の中で紹介しているので、よく解ける方はぜひ(23:41〜)。
見晴台はその名の通り展望がすばらしく、いい休憩ポイント。問題はそこから先の男坂でした。ここが本当に急で、段差も大きく、集中しすぎて気づけば息を止めて下っていたほど。登りでは「深呼吸」と言っていたのに、下りではすっかり忘れていました。
正直にお伝えすると、下りで脚がガタガタになりました。約7kgのザックで肩も痛くなり、「下りは楽」という思い込みは見事に裏切られます。原因は登りで脚を使い切ってしまったこと。下りに不安がある方は、トレッキングポールを使う・日頃から脚を鍛えておくと、ぐっと安心して下れます。前回歩いたときは女坂で下ったので、男坂の急下降は良い経験になりました。
まとめ:私の結論
大山は、ルート選びで表情が大きく変わる、懐の深い霊峰でした。ヤビツ峠からのコースは登山者が少なく、新緑の森を静かに気持ちよく歩けて大満足。初心者の私たちでも、無事に登って下りてくることができました。
ポイントを整理すると——
- アクセス:秦野駅からバスで約40分でヤビツ峠へ。マイカーなら峠の駐車状況も要確認
- 静かに歩きたいなら:ヤビツ峠側は人が少なくおすすめ。目印が分かりにくい箇所は地図でこまめに確認
- 下りの男坂:段差の大きい急下降で脚に来る。ポール+脚づくりで備えると安心
信仰の歴史と新緑、そして下りの洗礼まで詰まった、歩きごたえのある一日でした。皆さんもぜひ、自分の体力に合わせてルートを選びながら、大山の霊気を感じに行ってみてください。



