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塔ノ岳・丹沢山 日本百名山を1日で2座|大倉から往復18kmの絶景ロングトレイル縦走ガイド
2025.03.22
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神奈川県・大倉バス停からスタートし、塔ノ岳から日本百名山・丹沢山を目指す往復約18kmのロングトレイル。アルプス縦走に向けたトレーニングも兼ねて、急登続きの通称「バカ尾根」に挑戦しました。
富士山の絶景、稜線歩き、山頂での熱々ランチ、そして思いがけない出会い——丹沢の魅力が詰まった一日を、コースタイムや装備の目安とともに正直にレポートします。
コース概要
- ルート:大倉バス停 → 塔ノ岳(1491m)→ 丹沢山(1567m)→ 塔ノ岳 →(ピストン)→ 大倉
- 距離・時間:往復約18km/コースタイム約11時間
- 山域・選定:丹沢山地。丹沢山は日本百名山
- 特徴:大倉尾根(通称「バカ尾根」)は階段とジグザグの急登が延々と続きます。アルプス前のトレーニングにも最適
「バカ尾根」へ——8kgのザックでトレーニング登山
大倉バス停を出発し、序盤の水場「命の水」でボトルを満タンに。1L補給すると約1kg増え、ザックは8kgに。これも夏のアルプス縦走に向けた、れっきとしたトレーニングです。
見晴茶屋を過ぎると、いよいよ大倉尾根、通称「バカ尾根」の始まり。階段とジグザグの急登が延々と続き、「バカみたいに登る」ことからその名がついたと言われています。1年前に初めて来たときは「無理かもしれない」と本気で不安になった道ですが、今回はずいぶん楽に感じました。少しずつ体力がついている実感が、登山を続ける励みになります。
ちなみに登りでは、声を出したり喋りながら歩くのがおすすめ。代謝が上がって汗をかきますし、何より辛さを忘れて楽しく登れます。
「8000回登った男」との出会い
花立山荘、金冷シを越えて高度を上げていくと、稜線からは富士山の絶景が。そして道中、丹沢では有名な「8000回登った男性」にばったりお会いしました。なんと25年かけて8053回目だそう。毎日新聞の取材やYouTubeにも登場している“レジェンド”です。一緒に写真も撮らせていただき、大きな励みになりました。
1年前にも、80代の女性に「登山は競争じゃない。自分のペースで、体調に合わせて登ればいいのよ」と声をかけてもらったことがあります。山で出会う先輩方の言葉は、続けるうえでの宝物です。
塔ノ岳(1491m)でカップラーメンランチ
出発から約3時間20分、塔ノ岳(1491m)に登頂。広く開けた山頂で、富士山を眺めながらのカップラーメンは格別の美味しさでした。冷えた体に染み渡ります。
ここから先、丹沢山までは雪が残り、気温が上がるとぬかるみがひどくなる区間。ゲイター(スパッツ)を持っていなかったので、「ぐちょぐちょ覚悟で行こう」と腹をくくって出発しました。塔ノ岳〜丹沢山はアップダウンがありますが、富士山を眺めながらの稜線歩きはとても気持ちいい区間です。
日本百名山・丹沢山(1567m)へ
稜線を歩くこと約1時間20分、ついに日本百名山・丹沢山(1567m)に登頂。塔ノ岳と同じくらい開けていて、居心地のよい山頂でした。遠くには、今年の目標にしている蛭ヶ岳(ひるがたけ)の姿も。「1年前はここまで来られるとは思わなかった」と、自分の成長を実感する瞬間でした。
下山は塔ノ岳経由のピストン。途中、堀山の家で甘酒をいただいたり、虎屋の羊羹でほっこりしたり。お気に入りの羊羹は甘すぎず、ほうじ茶のような風味で、下りの元気を取り戻してくれます。
まとめ:初心者にも経験者にも
下りの階段で転倒してヒヤッとする場面もありましたが、当初の予定(約11時間)を大きく巻いて無事下山。登りが想像以上に堪えて「まだスタミナが足りない」と痛感しつつも、確かな手応えを感じる山行でした。
塔ノ岳・丹沢山は、急登の「バカ尾根」さえ覚悟すれば、富士山の絶景・稜線歩き・山小屋グルメと魅力が満載。日帰りで日本百名山を踏める達成感もあります。アルプスに向けたトレーニングとしてはもちろん、自分のペースで歩けば登山初心者から経験者まで楽しめる一座です。雪やぬかるみの時期はゲイターを忘れずに。

