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大室山 西丹沢の絶景ハイキング|苔と清流・富士山を望む周回コースを登山モデルがガイド
2025.04.25
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静けさの中に、絶景あり。今回は神奈川県と山梨県の県境にそびえる大室山(標高1587m)へ。西丹沢ビジターセンターから犬越路を経由する周回ルートで、苔むす沢、ブナの森、そして真っ白な富士山を楽しむ山旅です。
西丹沢は静かに山歩きを楽しみたい人にぴったりのエリア。渡渉のドキドキや泥との戦いもありつつ、自然との対話と少しの冒険を、どうぞご一緒に。
コース概要
- 山名・標高:大室山(1587m/関東百名山・山梨百名山)
- 山域:丹沢山地(神奈川・山梨県境)
- ルート:西丹沢ビジターセンター → 犬越路 → 大室山 → 前大室 → 加入道山 → 白石峠 → 用木沢出合(周回)
- 距離・時間:約16km/累積標高 約1400m/コースタイム約8時間(この日は休憩・撮影込みで約9時間)
- この日の気温:朝で8度。春でも朝晩は冷えるため防寒は必須です
渡渉のスリルと、苔むす清流
歩き始めてすぐ、西丹沢らしい渡渉(沢渡り)が待っています。東京では桜が散った頃でしたが、こちらはまだピンクの花が残る春の景色。気温8度のなか、犬越路へ向かいます。
この沢渡りがなかなかのアドベンチャー。「どこを渡ればいいの?」と何度も悩み、ゴアテックスの靴を信じて進むも、結局少し染みてしまいました。西丹沢は橋や飛び石での渡渉が多いので、防水性の高い登山靴と、滑りに注意する慎重さが必要です。
それでも、川の水はエメラルドグリーンに澄み渡り、鳥の声が響き、岩には苔が美しく広がります。のんびりぼーっと歩いてはいられない道のりですが、五感が喜ぶ癒やしの森でした。
急登を越えて、犬越路へ
沢を抜けると、いよいよ急登。以前ほかの山で滑って股関節を痛めた経験から、一歩ずつ慎重に登っていきます。標高841m地点から、さらにぐいぐいと高度を上げていくと、汗をかいた体に風が気持ちいい。
たどり着いた犬越路(標高1060m)には、避難小屋とお手洗いがあります。ここは武田信玄が小田原攻めの際に犬を先導に越えたという伝説が残る峠。西丹沢の尾根は樹林が多いなかで、ここだけが明るい草地になっているのも特徴です。避難小屋からの景色も気持ちよく、ひと休みにぴったりでした。
富士山登場!テンションMAXの稜線
犬越路から大室山へ向かう道で、ついに——真っ白な富士山がドーンと姿を現しました。「真っ白がこんなに綺麗だとは」と、思わず目を奪われるほど。富士山を眺めながら歩ける稜線は、この山のハイライトです。
ちなみにこの日のおやつは、3Dプリンターで型から作ったというウサギのチョコ。実は最近3Dプリンターにハマっていて、ピアスも自作しているんです……なんて雑談も交えながら、絶景の中での休憩を満喫しました。
大室山 山頂、そして泥との戦いの下山
山頂手前のトゲトゲした植物に苦戦しつつ、12時すぎに大室山(1587m)に登頂。残念ながら山頂は木に囲まれていて展望はありませんが、富士山を見ながら登ってこられただけで大満足です。山梨百名山の標識もあり、関東・山梨両方の百名山に名を連ねる一座であることを実感しました。
1ヶ月ぶりの登山で足にきていたため、ピストン(往復)か周回か山頂で迷いましたが、リフレッシュして周回コースを選択。前大室、加入道山避難小屋を経て白石峠へ。ところがこの下りが曲者で、泥とぬかるみで何度も転倒……。「いつか滑落しないか自分が心配」と笑ってしまうほどでした。下山は予定の8時間を超えて約9時間。足の親指は痛いけれど、心はすっきり。久しぶりの登山を存分に楽しめました。
まとめ:静かに自然を味わいたい人へ
大室山は、登山者が少なく静かに歩けるのが何よりの魅力。苔と清流、ブナの森、そして犬越路から大室山・白石峠へと続く稜線では、ずっと富士山を眺めながら歩けます。
一方で、渡渉・急登・泥の下山と、なかなか歯ごたえのある約16kmの周回コース。防水の登山靴、転倒に備えた装備、そして時間に余裕のある計画で臨むのがおすすめです。喧騒を離れて自然とじっくり向き合いたい方に、ぜひ歩いてほしい一座です。

