岩崎良美

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モンベルの冬コート&ダウン4着を街で着比べ|登山ブランドでも浮かない?重さ・丈・色で選ぶレディースアウター

2026.10.30

記事を音声で聴く14:31

モンベルは登山のブランド。だから冬のコートも、街で着たら少し浮くかもしれない——そう思っていた4着を、山ではなく東京・丸の内で着て歩いてみました。

先に結論を書くと、4着とも、街でまったく浮きませんでした。 そして着比べてみて思ったのは、「どれが一番か」ではなく「どんな日に着たいか」で選ぶのがいちばんいいということです。

冬のコートは暖かさだけでは選べません。重さ、丈、顔まわりが明るく見えるか。年齢を重ねてくると、以前とは選ぶポイントが少し変わってきませんか。この記事では、4着の重さ・価格・丈の違いと、手持ちの服との合わせ方を、私が実際に着て感じたことと一緒にまとめます。男性の方も、選び方の考え方は同じです。

今回の4着|重さと価格をひと目で

ライトグレー、ブラウン、ブラック、オレンジの冬コートを並べて紹介する様子
今回の4着。色も丈も、雰囲気もばらばらのものを選びました。

選んだのは、色も丈も違う4着です。重さは公式の平均重量、価格は税込です。

いちばん軽いネージュと、いちばん重いハスキーでは約2.7倍の差があります。ただ、この2着はそもそも役割が違うので、重さだけで良し悪しは決まりません。そのあたりも順に書いていきます。

1着目 アスペン ダウンコート|少し上品に着たい日に

ライトグレーのアスペン ダウンコートを着て笑顔で見上げる様子
顔の近くに明るい色がひとつ入るだけで、冬の装いが重たく見えにくくなります。

冬のアウターというと、私はどうしても黒やネイビーなど暗い色を選びがちです。でも、このライトグレーは意外と何にでも合わせやすい色でした。

黒やネイビーのような濃い色はもちろん、白やアイボリー、デニムにも合う。白ほどはっきりしすぎず、ベージュほど柔らかすぎないので、少し上品に着たい日にちょうどいい色だと思います。

特にいいなと思ったのが顔まわりです。冬は全身が暗くなりやすいので、顔の近くに明るい色がひとつ入るだけで、全体の印象が軽くなります。若く見せたいというより、重たく見せない。そのくらいの取り入れ方が、私は好きです。

見た目はすっきり、中身はしっかり

中わたは800フィルパワーのEXダウンです。フィルパワーはダウンの膨らむ力を表す数字で、大きいほど少ない量でも空気をたくさん含み、暖かさを保ちやすくなります。

アスペンでもうひとつ大きいのが、防水仕様であることです。表地には透湿性の高い素材が使われていて、縫い目にもシームテープ(縫い目からの浸水を防ぐテープ)の処理がされています。旅行先で雨や雪に降られても、別にレインウェアを着なくて済むのは、冬のお出かけでは心強いところです。

前を開けて着た丈の長いアスペン ダウンコートの全身
アスペンは丈が長め。それでも横から見たシルエットは意外とすっきりしています。

丈はしっかりあり、腰まわりだけでなく脚の上のほうまで包んでくれます。ロング丈になると横から見たときのボリュームが気になりますが、実際に見るとシルエットは比較的すっきりしていました。コートは面積が大きいので、正面だけでなく横や後ろからどう見えるかも、私は確かめるようにしています。

フードは取り外しができます。フードがあるとカジュアルに、外すと首まわりがすっきりして少しきれいな雰囲気に。お天気やその日の服装で印象を変えられるのは、街で着るときにうれしいポイントです。

合わせ方と、丈の考え方

合わせたのはモンベルのストレッチ デニムパンツ(8,580円)。見た目はベーシックなデニムですが、伸びるので動きやすく、足さばきも楽です。きれいめのライトグレーにデニムを合わせると、かっちりしすぎず普段にも取り入れやすくなります。足元はショートブーツなら少しきれいめに、スニーカーならもっと気軽に。バッグは黒やネイビーなら全体が締まり、アイボリーやベージュなら柔らかい印象になります。

お友達とのランチや美術館、旅行先の街歩きなど、少しきれいにして出かけたい日に合う一着だと思います。

ひとつ考えておきたいのが、座ったときの丈です。暖かさを優先するなら長い丈は魅力ですが、電車やカフェで座ったときの長さも大事。普段の移動が電車なのか車なのか、自分の生活に合わせて選ぶのがいいと思います。

アスペン ダウンコート Women's(着用色:ライトグレー・平均重量618g)

¥40,000(税込・2026年10月30日時点の公式価格)

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ストレッチ デニムパンツ Women's

¥8,580(税込・2026年10月30日時点の公式価格)

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2着目 コルチナ ダウン ハーフコート|普段に取り入れやすい丈

ブラウンのコルチナ ダウン ハーフコートを着て丸の内を歩く様子
光沢を抑えた表地のおかげで、いかにもアウトドアという印象が少ないコルチナのハーフ。

アスペンの618gから、こちらは433g。手に持っただけでも少し軽く感じます。そしてライトグレーからブラウンに変わると、印象もずいぶん変わりますね。

ブラウンはアイボリーやベージュのような暖色系はもちろん、黒やネイビーとも合わせやすいので、普段使いしやすい色です。中わたはアスペンと同じ800フィルパワーのEXダウン。表地は光沢を抑えた落ち着いた質感で、いかにもアウトドア用のダウンという印象が少ないんです。街で着るなら、こういう生地の見え方も意外と大事だと思います。

表面は撥水加工された防滴仕様で、公式によると小雨程度ならはじいてくれます。ただし完全防水ではないので、雨の多い旅先ならアスペン、という分け方もできます。

このコートで注目したのは「丈」

短いダウンジャケットは動きやすいけれど、腰まわりが少し寒い。逆にロングコートは暖かいけれど、車に乗ったり電車で座ったりするときに長さが気になることもあります。

その中間にあたるのが、このハーフ丈です。腰まわりまでしっかり包んでくれる安心感がありながら、脚は動かしやすい。 普段のお買い物や旅行、車で出かけることが多い方には、このくらいの丈が使いやすいと思います。

合わせ方は、アイボリーや生成りのトップスなら柔らかく、黒やチャコールを中に入れればシャープに。ボトムが明るい色なら全体が柔らかくまとまり、濃い色ならコートのブラウンが引き立ちます。手持ちの服の色で雰囲気を変えやすいコートです。

コルチナ ダウン ハーフコート Women's(着用色:ブラウン・平均重量433g)

¥29,500(税込・2026年10月30日時点の公式価格)

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もう少し長さがほしいなら、膝丈のコルチナ

膝丈のコルチナ ダウンコートを着て正面を向いて立つ様子
同じコルチナの膝丈タイプ。ダブルスライダーで、下を少し開けると歩きやすくなります。

コルチナには、丈の長いコルチナ ダウンコートもあります(膝丈・493g・31,000円)。並べてみると、丈の違いがよく分かりました。

中わたはハーフと同じ800フィルパワーのEXダウン。身頃は冷気が入りにくい三枚差し構造です。ロングになると歩きにくさが気になりますが、ファスナーは下からも開けられるダブルスライダーなので、歩くときや座るときは下を少し開けておくと動きやすくなります。

選び方の目安を書くと、こんな感じです。

どちらがいいというより、普段どんな場所で着ることが多いかで選んでみてください。

コルチナ ダウンコート Women's(膝丈・平均重量493g)

¥31,000(税込・2026年10月30日時点の公式価格)

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3着目 ネージュダウン ジャケット|シンプルに、軽快に

黒のネージュダウン ジャケットに白いトップスを合わせて街を歩く様子
4着の中でいちばん軽い278gのネージュ。いつもの服にさっと羽織れる一着です。

ネージュは278g。今回の4着の中でいちばん軽く、価格も23,100円といちばん手が届きやすい一着です。長いコートから着替えると、かなり軽く感じます。丈も短くなるので、それまでの2着とは一気に印象が変わります。

軽いから中わたが頼りない、ということではありません。こちらも800フィルパワーのEXダウンで、質の高いダウンを使うことで暖かさと軽さを両立しています。長い時間着ていると、アウターの重さって意外と肩や首にきますよね。軽さを優先したい方には、この278gは大きなポイントだと思います。

黒のアウターは「いつもの服」を活かせる

ブラックのいいところは、合わせる色を選ばないことです。白やアイボリーなら柔らかく、グレーなら落ち着いた印象に。ベージュやブラウンを合わせてもきれいです。すっきりしたパンツならシンプルに、少しゆとりのあるシルエットなら今っぽいカジュアルにもできます。

おしゃれに見せようとして、毎回全部違うものをそろえる必要はありません。いつものパンツに、いつもの靴。その上にさっと羽織る。このくらい気楽に使えるもののほうが、実際には出番が多かったりします。

黒いダウンジャケットの襟元から白いハイネックがのぞくアップ
黒のアウターは、顔の近くに白やアイボリーを入れると印象が柔らかくなります。

ひとつ気をつけたいのは、黒は便利な反面、トップスもパンツも全部暗くすると重たく見えやすいことです。白やアイボリー、ライトグレーを顔の近くに入れると、黒いアウターでも印象が柔らかくなります。バッグも、黒ならシックに、ベージュやアイボリーなら軽やかに。

年齢を重ねて、私は「若く見える服」より「今の自分が気持ちよく着ていられる服」のほうが大事になってきました。軽くて、動きやすくて、手持ちの服にも合わせやすい。ネージュは、そんな頑張りすぎない普段のスタイルに取り入れやすい一着です。

ネージュダウン ジャケット Women's(着用色:ブラック・平均重量278g)

¥23,100(税込・2026年10月30日時点の公式価格)

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4着目 ハスキーコート|冬の休日を楽しむ一着

オレンジのハスキーコートのフェイクファー付きフードをかぶった様子
ハスキーのフードには、顔に当たる風や雪を和らげるフェイクファー。取り外しもできます。

最後は、4着の中でいちばん目を引くオレンジのハスキーコートです。重さは754gで28,050円。ネージュの約2.7倍の重さですが、ネージュが「軽快さ」なら、ハスキーは「しっかり包まれる暖かさ」。役割が違うと考えると分かりやすいと思います。

中わたは650フィルパワーのダウンで、身頃は冷気が入りにくく、温まった空気を逃がしにくい三枚差し構造。表地は撥水加工なので、小雨程度ならはじいてくれます。

そしてハスキーらしいのが、フェイクファー付きのフードです。顔に当たる風や雪を和らげてくれて、ファーは取り外しもできます。ファーがあると顔まわりに存在感が出て、外すとすっきり。同じコートでも、これだけで印象が少し変わります。丈は膝上で、腰まわりもしっかり包んでくれます。

オレンジは「コートだけを主役に」

オレンジは合わせるのが難しそう、と思う方もいるかもしれません。でも、こういう少し落ち着いたオレンジは、ベージュやブラウン、アイボリー、ネイビーといったベーシックな色と合わせやすいんです。コート自体に存在感があるので、ほかの色をたくさん使わず、全体をシンプルにまとめると取り入れやすくなります。

ハスキーコートにタンのパンツを合わせ、公園のベンチでコーヒーを持つ様子
オレンジとタンで色をつなげて。冬の休日に、少しだけ気分が明るくなるコーディネートです。

合わせたのは、モンベルのコアスパン トラベルパンツ(タン・9,200円)。オレンジとタンで色のつながりを作って、トップスにはアイボリーなどの明るい色を入れる。そうすると、オレンジだけが強く目立つのではなく、全体が柔らかくまとまります。

全部を明るくするのではなく、コートをひとつ主役にして、ほかはベーシックな色にする。それなら大人でも取り入れやすい色の楽しみ方だと思います。私がこれを着るなら、きれいめに決めて出かける日というより、冬の休日。近所を散歩したり、カフェに行ったり、旅行先でのんびり街を歩いたり。そんな日に、少しだけ気分が明るくなる一着です。

とにかく軽いコートを探している方にはネージュのほうが向いています。反対に、多少重くてもしっかりした暖かさや、フードまわりの防寒を重視したい方にはハスキー。何を優先するかですね。

ハスキーコート Women's(着用色:オレンジ・平均重量754g)

¥28,050(税込・2026年10月30日時点の公式価格)

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コアスパン トラベルパンツ Women's(着用色:タン)

¥9,200(税込・2026年10月30日時点の公式価格)

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登山ブランドのコートは街で浮く?|どんな日にどれを着るか

4着全部を着て並べてみると、同じモンベルでも雰囲気がまったく違いました。最初に気になっていた「街で浮かないか」は、実際に着て歩いてみて、全然浮きませんでした。

どれが一番、ではなく、どんな日に着るかで選ぶ。私なりにまとめるとこうなります。

コート選びは、暖かさだけでは決められません。普段は車なのか電車なのか、たくさん歩くのか、旅行にも持っていきたいのか。自分の生活を一度思い浮かべてみると、選びやすくなると思います。

まとめ|「今のわたし」が心地よく着られる一着を

以前の私は、服を選ぶときにまずデザインを見ていた気がします。でも今は、重すぎないか、動きやすいか、暖かいか、手持ちの服に合わせられるか。そういうところがとても大事になってきました。

それでも、着やすさだけで選ぶのは少し寂しい。自分が心地よく着られて、鏡を見たときにちょっとうれしくなって、そのまま出かけたくなる。そんな一着が見つかったらいいですよね。

あなたなら、4着のうちどれを着てみたいですか。色でも丈でも、動画のコメント欄で教えていただけたらうれしいです。

この回のテーマ曲「軽くなったのは」

動画の冒頭とエンディングで流れているのは、この回のために作ったオリジナル曲「軽くなったのは」です。

気を張って、誰かの歩幅に合わせて急いでいた冬の朝。それが、似合う一着に袖を通したらふっとほどけて、ビルの風さえやわらかく感じる——そんな気持ちを歌詞にしました。サビの「肩の力を抜いて 今のわたしで行こう」は、この記事のまとめと同じ気持ちです。

曲はこの記事のいちばん下で、歌詞と一緒にフルで聴けます。

※ 重さは公式の平均重量、価格は税込で2026年10月30日時点のモンベル公式オンラインストアの表示です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

※ 撮影に使ったコートはモンベルからお借りしたもので、撮影後に返却しています。金銭の授受はありません。

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読み終えたら、続きは動画で。

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Music

この動画で流れている曲

動画で流れているオリジナル曲を、ここで聴けます。

  1. 軽くなったのは
    モンベルの冬アウターで丸の内を歩いた回のテーマソング
    3:28

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Comments / 視聴者の声

動画へのコメント

YouTubeに寄せられたコメントより

@443iwasaki2026.10.30

ご覧いただきありがとうございます☺️ 今回は、モンベルのダウン4着を実際に街で着てみました。 皆さんのお気に入りのダウンも教えてください! チャンネル登録、高評価、ハイプしていただけたら嬉しいです🙇‍♀️

♥ 4
@木村朋子-w6y2026.10.30

今日モンベルショップ行ってダウンいいな〜って見てたところです。すごく参考になりました。ありがとうございます😊

♥ 1返信 1
@やくもミンタラ2026.10.30

自分には長めのコートはなかなかハードルが高いですがいつかチャレンジします!

♥ 2返信 1
@tak39352026.10.30

ネ~ジュの黒かわいい😃

♥ 2返信 1
@孝典鈴木-y8o2026.10.30

モンベルのダウンはメンズとレディースでデザイン違ったりしますが、メンズ物を女性の方が着ても似合うと思います。

♥ 1返信 1
@bigfire16612026.10.30

赤と黒が無茶可愛いです!何着て間に合いそうですが。

返信 1
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