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秋の登山の持ち物|夏から変えた5つ【モンベル防寒着・レインウェア・手袋と帽子/WUBENライト】
2026.10.13
秋の山に持っていく荷物を、私は夏から5つだけ変えています。
涼しくなって、登山にはいちばん気持ちのいい季節。でも夏と同じ装備のまま秋の山へ行くと、意外と困ることがあります。朝晩の冷え込み、急な天気の変化、そして私がいちばん気をつけているのが日が暮れるのが早くなることです。
先に結論をまとめると、私が秋に見直すのはこの5つです。
1. 防寒着:歩いている時に蒸れず、止まった時に冷えない軽い中間着 2. レインウェア:雨具であると同時に、秋は「風よけ」として着る 3. 手袋と帽子:寒いところだけを小物で足していく 4. ライト:使わない予定でも持っていく。メインと予備の2つ 5. 温かい飲み物:保温ボトルのお湯と、粉末の味噌汁やココア
なお、4つ目のライト(WUBEN E2 PULSE)は WUBEN様からご提供いただいたものです。それ以外はすべて自分で選んで使っているもので、良いところも、合わない場面も、そのまま書いています。
その前に:この5つ「だけ」で大丈夫、という話ではありません
登山を始めたばかりの方もいると思うので、最初に一つだけ。
季節に関係なく、登山には必ず持っていく基本の装備があります。水分と行動食、地図や登山アプリを入れたスマートフォン、モバイルバッテリー、救急用品。ほかにも、登る山や行動時間によって必要なものは変わります。
この記事でお話しするのは、基本の装備をそろえたうえで「夏から秋になったら、私はここを見直す」という5つです。秋支度のチェックリストとして使っていただけたら嬉しいです。
1つ目 防寒着|モンベル クリマエア ライト ロングスリーブT
秋の服選びでいちばん難しいのは、暑さと寒さが一日の中で何度も入れ替わることです。
朝は寒いから着て歩き始めたのに、登り始めるとすぐ暑くなる。かといって薄着にすると、山頂で休憩した時に寒い。特に汗をかいたまま止まると、一気に体が冷えます。だから私は「とにかく暖かい1枚」ではなく、歩いている時は熱がこもりにくく、止まった時にはある程度保温してくれるものを選んでいます。
そこで持っていくのが、モンベルの「クリマエア ライト ロングスリーブT」です。手に持つと本当に軽くて、平均重量は83g。
素材のクリマエア ライトは、よく見ると一般的なフリースとは少し違って、毛足の長い繊維が使われています。この繊維のすき間に空気をためるので、軽いのに保温性があります。そして秋の山に合っていると思うのが通気性。生地の編み目が粗く作られているので、熱や蒸れを外へ逃がしやすいんです。

位置づけとしては、真冬の防寒着ではなく秋の中間着です。風を通しやすい素材なので、風が強い日はこの上にレインウェアを重ねます(2つ目で詳しく書きます)。
- 暑ければ脱ぐ
- 寒ければ着る
- 風が出てきたら上に1枚重ねる
秋はこうやって細かく調整できる服装が、私はいちばん使いやすいと思っています。83gなら、使わずに帰ってきても負担になりません。「今日は暖かそうだから、いらないかな」と思う日でも、私は1枚ザックに入れておきます。
クリマエアの仲間どうしの違いや、冬のレイヤリングについては モンベルのフリース4種を比較した記事 にまとめています。
2つ目 レインウェア|モンベル レイントレッカー ジャケット
レインウェアは秋に限らず一年中持っていくものです。ただ、秋は雨具以外の役割で出番が増えます。
持っていくのはモンベルの「レイントレッカー ジャケット」。現在のモデルはゴアテックスの3レイヤーで、耐水圧は20,000mm以上、平均重量は272gです。表地に丈夫な生地が使われていて、モンベルではエントリーからハードユースまで幅広く対応するモデルとして紹介されています。
秋の山では、私はこれを風を防ぐものとしても考えています。先ほどのクリマエア ライトは通気性が高いぶん、風がある場所では寒く感じることがあります。そんな時に上からレイントレッカーを着る。
- 内側=暖かい空気をためるもの(クリマエア ライト)
- 外側=風と雨を防ぐもの(レイントレッカー)
この2枚を組み合わせると、その日の気温や風に合わせて調整しやすくなります。秋は晴れていても、稜線や山頂で風が強くなると体感温度がぐっと下がります。

レイントレッカーは少しゆとりのあるシルエットなので、中間着の上からでも着やすく作られています。フードも顔の動きについてくるように調整できて、雨や風の中でも視界を確保しやすい設計です。
「今日は晴れ予報だから置いていこうかな」と思う日もあるかもしれません。でも山の天気は変わりますし、防寒にも使えるので、私は晴れ予報でも持っていきます。登山を始めたばかりの方は、レインウェアは「雨が降りそうな日に持っていくもの」ではなく「基本的にザックに入れておくもの」と考えると分かりやすいと思います。
3つ目 手袋と帽子|シャミースグローブとパッドキャップ
夏はあまり使わなかった方も、秋はこの小物があるだけで結構違います。
手袋:モンベル シャミースグローブ(21g)
手袋は、モンベルの「シャミースグローブ」。平均重量わずか21gの、薄手のフリースグローブです。
シャミースは、人の髪の毛のおよそ10分の1という、とても細いマイクロファイバーでできた素材です。薄手でも繊維のすき間に空気をためるので保温性があり、通気性と速乾性もあります。動いたり止まったりを繰り返す登山にも使いやすい素材です。
秋にこのくらいの薄手を選ぶ理由は、手袋をしたままでも細かい動作がしやすいからです。厚手の冬用グローブほどの暖かさはありませんが、ストックを握る、ザックを開けるといった動きがしやすい。タッチパネルにも対応しているので、登山アプリを確認するたびに手袋を外さなくていいのも便利です。
もっと気温が下がる山や冬に近い時期なら、これだけでは足りません。その時は厚手のグローブに替えたり、シャミースをインナーグローブとして使ったりと、山の気温に合わせて選んでいます。
帽子:モンベル ストレッチクリマプラス200 パッドキャップ(81g)
帽子は、モンベルの「ストレッチクリマプラス200 パッドキャップ」。平均重量は81gです。
ストレッチクリマプラス200という中厚手のフリース素材で、名前のとおり伸縮性が高く、頭にフィットしやすい作りです。私が秋冬の山でいいなと思ったのはこの形で、横から見ると耳までしっかり覆えるようになっています。
歩いている時はそれほど寒くなくても、山頂で休憩すると耳や頭が冷たく感じることがありますよね。特に風があると、私は耳が冷えるだけで結構寒く感じます。そんな時、耳まで覆える帽子が一つあると安心です。

ただ、モンベルではスノースポーツに適したキャップとして紹介されている暖かいモデルです。秋の低山で気温が高い日なら、ここまでは必要ないこともあります。そんな日はいつもの帽子で十分。登る山の標高と、その日の予想気温を見て選ぶようにしています。
「全身を暖かくする」より「寒いところに足す」
私が秋の防寒で意識しているのは、着込んで全身をどんどん暑くするのではなく、
- 手が寒ければ手袋
- 耳や頭が寒ければ帽子
- 体が寒ければ中間着
というふうに、必要なところを小物で補っていくこと。そうすると、暑くなった時にも外しやすく、調整がききます。秋は朝と昼、登山口と山頂でも気温が変わるので、一日中同じ格好で過ごそうとしないのも秋登山のポイントだと思っています。
手首・首まわりの防寒の考え方は 冬の防寒「3つの首」の記事 でも詳しく書いています。
秋は、日が暮れるのが本当に早い
ここまでは寒さへの備えでした。秋の登山でもう一つ気をつけたいのが、日暮れの早さです。
動画の中でクイズにしたのですが、東京の日の入りは、8月1日が18時46分ごろ、10月16日は17時05分ごろ(国立天文台 暦計算室)。夏の盛りと比べて、約1時間40分も早く暗くなります。夏と同じ感覚で行動していると、「あれ、もうこんなに暗い!」となりかねません。
もちろん、私は暗くなる前に下山する計画を立てています。でも山は予定より時間がかかることもあります。だから、使わないつもりでもライトは持っていきます。
4つ目 ライト|WUBEN E2 PULSE(予備)と E7(メイン)
E2 PULSE:10.7gの「とりあえず入れておける」予備ライト
今回持っていくのは、WUBEN(ウーベン)の「E2 PULSE」です。
何よりこの大きさ。全長約4cm、重さはわずか10.7g(メーカー公称)。安全のために持っていきたいものが増えるほど荷物は重くなりますが、これなら「使うか分からないけど、とりあえず入れておこう」と思えます。

実際に暗くなってから使ってみた印象と、メーカー公称のスペックを合わせてまとめます。
- メインライト:最大150ルーメン。ただし一番明るいモードで点けていられるのは30分ほど(約1分で100ルーメンに下がる)
- 一番暗いモード(5ルーメン):約7時間
- サイドライト:横にもう一つライトがあり、手元で作業する時はこちらに切り替え
- 赤いライト:暗い場所で自分の位置を周りに知らせられる
- 充電:USB-C。基本装備のモバイルバッテリーからそのまま充電でき、替えの電池がいらない
- マグネット:底面にあり、金属にくっつけておけば両手が空く
足元の確認や、ザックの中を探すにはとても便利でした。

ただし、私はE2 PULSEを夜の登山のメインライトとしては使いません。最大の明るさが続くのは30分ほどで、長く暗い道を歩くための明るさではないからです。あくまで「予定が崩れた時のための予備」として持っておくライトです。
その代わり、この小ささなら登山の日だけでなく普段のバッグに入れておけます。停電や災害で急に明かりが必要になった時の備えにもなる。防災用品として家にしまっておくのではなく、普段から持ち歩いている明かりとして使えるのが、E2 PULSEのいちばんの良さだと思います。
E7:しっかり明るさが必要な時のメインライト
もっとしっかりした明るさが欲しい方には、同じWUBENの「E7」があります。最大1,800ルーメン(メーカー公称)で、E2 PULSEとはそもそも役割が違います。同じ場所から照らし比べると、明るさの差ははっきり分かりました。

E7はヘッドバンドを付けると、そのままヘッドランプになります。暗くなった下りは、両手が空いているだけで安心感がまったく違います。

- E2 PULSE=とにかく小さくて持ち歩きやすい予備のライト
- E7=しっかり明るさが必要な時のライト
という選び方が分かりやすいと思います。
WUBEN E2 PULSE ブラック(10.7g・最大150ルーメン・USB-C充電)
WUBEN E2 PULSE レッド(10.7g・最大150ルーメン・USB-C充電)
WUBEN E7(最大1,800ルーメン・ヘッドランプ兼用)
ライトがあるから暗くなっても大丈夫、ではない
最後に一つだけ。ライトを持っているから、暗くなっても大丈夫——ではありません。私は基本的に、明るいうちに下山できる計画を立てています。ライトはその予定が崩れた時のための備えです。
秋は日が短いので、出発時間を夏より少し早めに意識する。これがライト以上に大事な秋の準備だと思っています。
夜の山で小さなライトがどこまで通用するかは、WUBEN G5で湘南平を夜に歩いた記事 でも書いています。
5つ目 温かい飲み物|保温ボトルと粉末スープ
秋になると、私は食べ物も少し変わります。
保温ボトルにお湯を入れて、インスタントのお味噌汁や、ココアなどの甘い飲み物の粉末と一緒に持っていきます。粉末なら軽いですし、その日の気分でしょっぱいものにも甘いものにもできます。

山頂は風が吹くと、思っていたより冷えます。汗が引いた後は特に体が冷えやすい。そんな時に温かいものを飲めるだけで、ちょっとホッとします。秋の山頂の楽しみが一つ増える、というのもこの5つ目の良いところです。
秋にザックへ入れる5つ(まとめ)
最後に、私が秋に見直したものを一覧にしておきます。

- 防寒着:クリマエア ライト ロングスリーブT(83g)=歩くと暑く、止まると冷える秋の中間着
- レインウェア:レイントレッカー ジャケット(272g)=雨に加えて、稜線・山頂の風よけ
- 手袋と帽子:シャミースグローブ(21g)/パッドキャップ(81g)=寒いところだけ足して調整
- ライト:E7(ヘッドランプ)+E2 PULSE(予備・10.7g)=日暮れは夏より約1時間40分早い
- 温かい飲み物:保温ボトルのお湯+粉末の味噌汁・ココア=山頂で冷えた体を温める
ライトは、E7をヘッドランプに、E2 PULSEを予備にして、2つともザックに入れていきます。暗くなってからライトが使えなくなると、そこで動けなくなってしまうからです。
モンベル クリマエア ライト ロングスリーブT Women's(平均重量83g)
¥4,000(2026年10月時点・モンベル公式)
モンベル レイントレッカー ジャケット Women's(GORE-TEX 3レイヤー・平均重量272g)
¥28,200(2026年10月時点・モンベル公式)
モンベル シャミースグローブ Women's(平均重量21g)
¥2,200(2026年10月時点・モンベル公式)
モンベル ストレッチクリマプラス200 パッドキャップ(平均重量81g)
¥4,400(2026年10月時点・モンベル公式)
秋は暑すぎず、景色もきれいで、本当に歩きやすい季節です。その一方で、朝晩の寒さや短い日照時間など、夏とは条件が変わります。全部をたくさん持っていく必要はありません。「秋になったら何が変わるかな」と一度考えてみるだけで、ずっと安心して楽しめると思います。
防寒着もレインウェアもライトも、持っていったのに一度も使わずに帰ってくる日があります。でも私は、それを無駄だとは思いません。備えがあったから落ち着いて歩けた。だから秋の景色をゆっくり味わえた。
皆さんが秋の山に必ず持っていくものも、ぜひ動画のコメント欄で教えてください。気をつけて、秋の山へ出かけてみてくださいね。
※ 本記事は、WUBEN様の提供(WUBEN E2 PULSE)を受けた動画をもとに構成しています。重さ・仕様はメーカー公式の表示(2026年9月時点)、モンベル製品の価格は2026年10月時点の公式オンラインショップの価格です。
※Amazonのアソシエイトとして岩崎良美は適格販売により収入を得ています。
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秋登山で一番重要なのは、おっしゃる通り日が暮れるのが早いということです 私は15時までに余裕を持って下山する計画を立てています ちなみに信頼のあるモンベルのヘッドランプを持っていきます
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頭痛持ちで、これからの季節は耳が冷えると頭痛になります。登山時の耳当て付き帽子は欠かせません。
好棒的介紹
岩崎さん☺️こんばんは☺️ フリースは1着購入を考えてます😅
ちょっくら山デビューしようかな?って人は秋冬レイヤリングに関しては生地素材統一して「静電気」対策すると良いです。 ポリエステルとナイロンの組み合わせは静電気発生しますので要注意です。



