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WUBEN G5 正直レビュー|52gのキーホルダーライトで夜の低山を登れるのか【湘南平ナイトハイク】
2026.07.27
夜の山は、やっぱり怖い。それでも足元がしっかり見えているだけで、こんなに安心できるものなのか——今回のナイトハイクで、いちばん強く残ったのはその実感でした。
手に持っていたのは、キーホルダーに付けられる52gの小さなライト「WUBEN G5(ウーベン ジーファイブ)」。公称400ルーメンという数字を、真っ暗な登山道で試してきました。舞台は神奈川・大磯から登る湘南平(しょうなんだいら)。真夏の夜、街灯が途切れた先で、この1本はどこまで通用するのか。先に結論をお伝えすると、G5は「登山のメインライトの代わり」にはなりませんが、常に持ち歩く手元灯・サブ・防災用としては非常に完成度の高い1本でした。
なお、このライトはWUBEN様からご提供いただいたものです。ただし以下のレビューは、実際に夜の登山道で使って感じたことを、良かった点も気になった点も含めてそのまま書いています。メーカー公称値と第三者レビューの実測値に差がある部分も、隠さず併記します。
街灯が切れた瞬間、夜の山は別の場所になる
スタートは大磯駅。出発時点の気温は30℃で、ナイトハイクなのにすでに汗ばむ陽気でした。「夜なら涼しいだろう」という期待は、正直あっさり裏切られます。
登山口までは街灯があり、明かりがあるうちは怖さも半分ほど。ところが登山道に入り、街の光が完全に途切れると、夜の山はまったく別の場所になります。木々のざわめき、足元の枯れ葉が鳴るパチパチという音——昼間なら気にも留めない音に、驚くほど敏感になるのです。
そこでG5を点灯しました。第一印象は「こんなに小さいのに、ここまで照らせるのか」。手のひらに収まるサイズから想像していた光量を、明らかに上回っていました。足元から前方の登山道まで届く光があるだけで、さっきまでの落ち着かなさが、すっと引いていきます。
途中、試しに一度ライトを消してみたのですが、そこにあったのは本当の「真っ暗」でした。目が慣れるまで、自分の足先すら見えません。ライトの価値は明るさの数字ではなく、この暗さと明るさの落差で測るべきものなのだと実感した瞬間でした。
大磯駅から湘南平へ|電車で行ける夜景の低山
今回歩いたのは、大磯駅を起点に羽白山(はじろやま・111m)を越えて湘南平へ向かうルートです。湘南平は標高約180mの丘陵で、山頂は「千畳敷」と呼ばれる広い展望台。日本の夜景100選にも選ばれていて、神奈川では定番のデートスポットでもあります。
登山道には「湘南平まで1.2km」といった標識が要所に立っていて、夜でも迷う不安はほとんどありませんでした。階段の急登となだらかな道が選べる分岐もあり、距離としては決して長くありません。
ただ、短いコースだからと油断はできませんでした。梅雨明け直後の高温多湿で汗が止まらず、暗さによる緊張も重なって、距離のわりに驚くほど消耗しました。ナイトハイクは涼しさを求めて選ぶことも多いですが、真夏の低山は夜でも気温が下がりきらないという前提で、水分は昼と同じだけ用意しておくのが安心です。
山頂の千畳敷から見た夜景は、汗をかいて登ってきた価値のある眺めでした。街の光が眼下いっぱいに広がり、振り返って明かりを落とせば、頭上には星も見えます。
WUBEN G5のスペック|公称値と実測値は正直に分けて見る
ここで、G5の基本スペックを整理しておきます。数字は必ず「メーカー公称」と「第三者レビューの実測」を分けて見るのが、ライト選びのコツです。
- 最大の明るさ:公称400ルーメン/第三者レビューの実測は約278ルーメン(30秒ANSI)
- 重さ:公称52g(実測は電池込みで約53g)
- サイズ:62.1 × 37 × 13mm の薄型フラット形状。転がりません
- 充電:USB Type-C・公称約1.5時間(実測は約1時間20分)
- 防水防塵:IP65(雨や水しぶきは平気/水没は対象外)
- 光の色:デイライト白。実測で約5,800〜6,900Kの冷白、演色性はRa約65と低め
- 価格:5,850円(動画公開時点・メーカー公式価格)
つまり、カタログの400ルーメンは点灯直後の瞬間的な数値で、実運用では約280ルーメン前後と考えておくのが現実的です。とはいえ「280ルーメンでは足りないのか」というと、そんなことはありません。足元から数メートル先の登山道を照らす用途であれば、この明るさで十分に歩けました。数字が小さいことより、期待値を正しく持っておくことのほうが大切だと思います。
実際に夜道で使って「これは効く」と感じた3つの機能
1. 180°回転するヘッド
G5でいちばん実用的だったのが、ヘッドが回転する構造です。手に持ったまま、照らしたい方向にライトの向きだけを変えられます。足元を照らしていた光を、そのまま前方の標識へ、頭上の枝へ——手首をひねらずに光の向きだけを送れるので、夜道では想像以上に快適でした。
2. クリップとテールのマグネット
3方向に調整できるクリップは、帽子のつばや胸ポケット、ザックのショルダーハーネスに留められます。両手を空けたい場面でそのまま手元灯として使えるのは、登山でも作業でもありがたい設計です。
テールにはマグネットも内蔵されていて、金属面にぺたりと貼り付きます。撮影の合間に荷物を整理するときなど、置き場所に困らないのは地味ですが効きました。
3. 赤色ライト(RGB)と物理ロック
夜に強い白色光を見続けると、目が暗さに慣れにくくなります。G5は白色光のほかにRGB7色を点灯でき、赤色ライトなら暗順応(目が暗さに慣れた状態)を保ったまま手元を確認できます。テント泊や車中泊、夜景を眺めながら地図を見たいときに効く機能です。
そして地味に重要なのが、スライド式の物理ロック。ザックの中で誤点灯して、いざというときに電池が空という事故を防げます。「常に持ち歩く前提の道具」として考え抜かれている部分だと感じました。
正直に書く、気になった点
良いところばかりではありません。買う前に知っておいてほしい点を挙げます。
- 高出力を維持できるのは約1時間:ハイやターボは放熱の都合で早い段階から出力が落ちます。数時間の行動を通して同じ明るさが続くわけではありません。
- 光の色は青白く、演色性は低め:Ra約65は、物の色を忠実に見せるタイプの光ではありません。地図の色分けや紅葉の色を正しく見たい用途には向きません。
- バッテリーは内蔵・非交換式:電池を入れ替えて復活させることができないので、長時間の山行では別途モバイルバッテリーが前提になります。
- IP65は「水没させてよい」ではない:雨や水しぶきには耐えますが、水中に落とすと保証外です。
そしていちばん大切な点として、G5は登山のメインライトではありません。夜通し歩く行程や、道の細い山域では、両手が完全に空くヘッドライトを主役に据えるべきです。G5はその隣にいる「常に持っている2本目」として選ぶのが、いちばん幸せな使い方だと思います。
G5 × X4 × X1 Pro|3本並べて分かった選び分け
動画の後半では、以前レビューしたWUBEN X4・X1 Proと3本を並べて照射を比べました。優劣ではなく「どの使い方に合うか」で整理すると、こうなります。
- G5(公称400ルーメン・52g):毎日持ち歩く手元灯・サブ・防災用。鍵やザックに付けっぱなしにできる軽さが最大の武器です
- X4(公称1,500ルーメン):明るさと携帯性のバランスが良く、夜の登山やキャンプでナイトハイクの主役を張れるモデル
- X1 Pro(公称12,300ルーメン):3本のなかで一番パワフル。遠くまでしっかり照らしたい場面での安心感は圧倒的です
選び方はシンプルです。普段から持ち歩くならG5、登山とのバランスならX4、明るさを最優先するならX1 Pro。実際に私は、この3本を用途で使い分けています。
ナイトハイクでライトを選ぶときに、私が気をつけていること
記事の補足として、夜の山を歩くときの考え方も書いておきます。
- 明かりは必ず2つ以上持つ:ヘッドライトが主役、手持ちライトが予備。どちらか一方が落ちても行動を続けられる状態にしておきます。
- 予備電源をセットで考える:充電式ライトはバッテリーが切れたら終わりです。USB-Cで充電できるモデルなら、モバイルバッテリーが予備電池の役割を果たします。
- 明るさは「強ければ良い」ではない:夜景を眺めるときや休憩中は、控えめなモードや赤色光のほうが目に優しく、同行者にもまぶしくありません。段階調整できるライトが結局いちばん使いやすいです。
- 低山でも装備は落とさない:距離が短くても、暗さは体力と判断力を確実に削ります。水・防寒着・地図は昼と同じだけ持っていきます。
下山路の谷に眠る「楊谷寺谷戸横穴群」
湘南平から大磯駅へ下る途中、少し変わった史跡を通ります。神奈川県指定史跡の「楊谷寺谷戸横穴群(ようこくじやとおうけつぐん)」です。
古墳時代に、山の斜面を横向きに掘って造られたお墓の跡で、斜面に沿って穴が4段にわたって並んでいます。面白いのはその形の変化で、古いものは切妻造——屋根のある家の形を丁寧に模していて、時代が下るにつれてドーム状になり、やがてアーチ状の筒のように簡素になっていきます。穴の並びを眺めているだけで、千年以上前の時間の流れが伝わってくるのです。
現地の案内板には、この谷がかつて「墓場の谷」と呼ばれていたことも記されています。古代の人々が大切な人を見送った場所——そう知って夜に見ると、同じ景色がまったく違って見えました。静けさに敬意を払いながら、駅へ下ります。
まとめ:G5は「持っていることを忘れられる」ライト
大磯駅に戻ったときの、心底ほっとした感覚は今も覚えています。短い距離なのに、暑さと暗さの緊張でしっかり消耗した夜でした。それでも、また一つ良い経験ができたと思っています。
WUBEN G5を一言でまとめるなら、「持っていることを忘れられる備え」です。52gという軽さは、鍵やザックに付けっぱなしにしても負担にならず、だからこそ本当に必要な場面で手元にあります。実測280ルーメン前後という数字は控えめですが、足元を照らして不安を消すには十分でした。
こんな方におすすめです。
- 毎日の鍵やバッグに、小さな明かりを常備しておきたい方
- 登山でヘッドライトとは別に、軽い予備・手元灯がほしい方
- 停電や災害に備えて、充電式のライトを1本置いておきたい方
逆に、夜通し歩くナイトハイクのメインライトを探している方は、X4のような上位モデルを選んでください。明るさの絶対値が必要な場面では、そちらのほうが確実に安心です。
詳しいスペックや購入先は動画の概要欄にもリンクを載せています。夜の道を歩くとき、ポケットの中に小さな明かりがあるかどうか——その差は、思っているよりずっと大きいはずです。
※ 本記事は、WUBEN様の提供を受けた動画をもとに構成しています。数値はメーカー公称値および第三者レビューの実測値で、実際の性能は使用条件により異なります。
※Amazonのアソシエイトとして岩崎良美は適格販売により収入を得ています。
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動画へのコメント
YouTubeに寄せられたコメントより
12:41 WUBEN G5 レビュー(52g・400ルーメン) 湘南平の夜景やナイトハイクの雰囲気が少しでも伝わっていたら嬉しいです🌙✨ これからも無理なく楽しめる登山や、初心者の方にも役立つ情報をお届けしていきますので、よろしければチャンネル登録もお願いいたします⛰️😊
🧸熊は居ないと思いますが、夜は野生動物が活動しそうですね おつかれ山❗️👍
SIRENみたいな始まり方で草
お疲れ様でーす 涼しくなったら湘南平から高麗山までの低山縦走もおすすめですよ〜 湘南平からは富士山から丹沢方面までバッチリ見えますので〜
買ってみようかな~と思います。
地元に住んでいますが 怖いのは間違っていないと思います 自分は男ですが若い頃は何でも突き進んで真っ暗な森や平野にキャンプ しに行っていましたが 4年程前に森の中で首つりを見てしまってから 馬鹿やろう 森を何だと思ってんだと怒ってからは 夜の森に入れなくなってしまいました 総てはあいつ一人のせいです それ以来夜間の森には近づかない様になりました 暗い話でゴメンナサイ バックミュージックが過去を思い出させてしまいました 黄色いランプ軽くて良いな~ 大は小を兼ねないのがトーチですよね



