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大菩薩嶺 日帰り登山|上日川峠から唐松尾根・大菩薩峠をめぐる初心者向け周回。冬の富士山と稜線の絶景を登山モデルがガイド【日本百名山】
2024.12.15
「日本百名山を、絶景を楽しみながら無理なく登ってみたい」——そんな方に、私が自信を持っておすすめしたいのが山梨県の大菩薩嶺(だいぼさつれい/2057m)です。上日川峠を起点にした周回コースは、危険な岩場や鎖場がほとんどなく、それでいて稜線からは富士山の大パノラマが待っています。
今回私が歩いたのは12月の初冬。朝の気温は1度前後、山頂では標識が氷に覆われるほど冷え込みましたが、その分だけ空気は澄みわたり、これまで登ってきた山の中でも一番と言えるほど美しい富士山に出会えました。
この記事では、上日川峠から唐松尾根・雷岩・大菩薩嶺の山頂・大菩薩峠をめぐる周回コースの流れと所要時間、冬の服装、そして見どころを、初心者目線で正直にお伝えします。空撮でとらえた稜線と富士山の映像も、ぜひ動画で味わってみてください。
コース概要(上日川峠から日帰り周回)
- 山域:大菩薩連嶺(山梨県甲州市)
- 最高峰:大菩薩嶺(標高2057m)/日本百名山
- ルート(周回):上日川峠 → 福ちゃん荘 → 唐松尾根 → 雷岩 → 大菩薩嶺(山頂) → 雷岩 → 稜線 → 大菩薩峠 → 福ちゃん荘 → 上日川峠
- 歩行時間の目安:約4〜5時間(休憩を除く)
- アクセス:マイカーは上日川峠の駐車場を利用。公共交通はJR中央本線「甲斐大和駅」から季節運行のバスで上日川峠へ
- 難易度:★★☆☆☆(初心者向け)。まとまった急登は唐松尾根の一部のみで、危険な鎖場はほぼありません
大菩薩嶺は「百名山デビューにちょうどいい山」としてとても人気があります。標高約1,580mの上日川峠まで車やバスで上がれるので、実際に自分の足で登る標高差はぐっと小さくなり、体力に自信がない方でも稜線の絶景に手が届きます。
上日川峠からスタート——澄んだ朝の空気の中へ
スタートは朝8時、起点の上日川峠から。駐車場のすぐそばにはロッヂ長兵衛が建っていて、ここが登山口の目印になります。歩き出してすぐ登山道と車道の分かれ道がありますが、私は雰囲気を楽しみたかったので登山道を選びました。
12月の朝はさすがに冷え込み、気温は1度前後。それでも歩き始めると、澄みきった空気とキラキラと輝く霜が本当にきれいで、寒さも忘れてしまうほどでした。この日のザックは6kg。5時間ほどの短めの周回コースということもあり、いつもより1kgだけ軽い装備で臨みました。
一つ注意点を挙げるなら、冬期は山の上の小屋が不定期休業になることがある点です。私もその可能性を考えて、この日は食事をしっかり持参して出発しました。冬に登る方は、山小屋の営業をあてにせず、行動食や水は多めに準備しておくと安心です。
福ちゃん荘と、初冬のレイヤリング
上日川峠から30分ほどなだらかに登ると、福ちゃん荘に到着します。ここが唐松尾根ルートと、大菩薩峠へ直接向かうルートとの分岐点です。
せっかくなので、この日の私の服装(レイヤリング)も紹介させてください。初冬でどれくらい着ればいいか迷う方の参考になればうれしいです。
- ベースレイヤー:モンベルのメリノウール
- ミドルレイヤー:モンベルのウィックロン(長袖)
- アウター:マムート
- ボトムス:モンベルのメリノウールのレギンス+中厚手のパンツ
- 小物:手袋・帽子はすべてモンベル、シューズはメレル
- 予備に薄手のアウターをもう1枚ザックへ(この日は上の3枚で足りました)
気温1度前後でも、登りで体を動かすとうっすら汗ばむくらい。初冬の山は「動くと暑く、止まると寒い」が基本なので、こまめに脱ぎ着して体温を調節できる重ね着にしておくのが失敗しないコツです。分岐を出発したのは8時55分。次の目印の雷岩までは約1時間、10時ごろ着く見込みで唐松尾根へ入りました。
唐松尾根の急登から雷岩へ
福ちゃん荘から先の唐松尾根は、このコースで唯一まとまった急登が続く区間です。はじめは展望のない樹林の中をジグザグに登っていくので、ここが一番の頑張りどころ。とはいえ距離は長くないので、息を整えながら一歩ずつ進めば大丈夫です。
やがて木々が途切れて視界が開けると、稜線上の雷岩に飛び出します。冬の澄んだ空気のおかげで、遠くの山並みまで驚くほどくっきり。ここまで来ればつらい登りはほぼ終わり、あとはご褒美の景色が待っています。
大菩薩嶺の山頂(2057m)
雷岩から大菩薩嶺の山頂までは、ほんのひと登り。ただし日陰にはぬかるみや凍結が残っていて、足元は滑りやすいので慎重に進みました。
最高峰・大菩薩嶺の山頂(2057m)は、実は樹林に囲まれていて展望はありません。「百名山の山頂なのに眺めがないの?」と少し意外に思うかもしれませんが、この山の絶景はむしろこの先の稜線に広がっています。山頂標識はびっしりと氷に覆われ、まるで誰かのアート作品のよう。冬ならではの造形にしばし見とれてから、記念に山頂タッチをして引き返しました。
大菩薩峠へ——富士山と稜線の大パノラマ
山頂から雷岩まで戻って小休止したら、いよいよこのコースのハイライト、大菩薩峠へと続く稜線歩きです。この日は時間を気にせず、のんびり景色を味わいながら歩くことに決めていました。
雷岩から先で振り返ると、右手に富士山がドーンと。しかもこの日は、これまで登った山の中でも一番と言えるほど富士山がくっきりと美しく見えました。裾野まで澄みわたった姿は本当に迫力満点で、思わず何度も足を止めてしまいました。空撮でとらえるとその稜線と富士山のスケール感がさらに際立ちます。ぜひ動画のドローン映像でも空から眺めてみてください。
富士山だけでなく、稜線からは甲斐駒ヶ岳や乗鞍岳、八ヶ岳といった名だたる山々も見渡せます。開放的な尾根をたどっていくと、やがて大菩薩峠(標高1897m)へ。峠には介山荘が建ち、多くの登山者でにぎわう休憩スポットです。ここからは福ちゃん荘方面へと下り、上日川峠へと周回して戻ります。
難易度・アクセス・冬に登るときの注意点
改めて、これから登る方に向けたポイントをまとめておきます。
- 難易度:初心者向け。まとまった急登は唐松尾根の一部だけで、危険な鎖場はほぼありません。上日川峠まで車・バスで上がれるぶん、標高差も控えめです。
- アクセス:マイカーなら上日川峠の駐車場が起点。公共交通はJR中央本線「甲斐大和駅」から季節運行のバスが便利です。冬期は峠までの道路状況やバスの運行が変わることがあるので、事前に必ず確認してください。
- 冬の足元対策:山頂部は凍結やぬかるみが残ります。チェーンスパイクなどの滑り止めを用意しておくと安心です。
- 防寒と行動食:稜線は風が冷たく、体感温度がぐっと下がります。防風のアウター・手袋・帽子は必須。前述のとおり冬は山小屋が不定期休業のこともあるので、食料・水・行動食は多めに持参しましょう。
なお、私たちは演者とカメラマンの2名体制で、稜線や富士山の空撮も交えて撮影しています。ドローンを飛ばす際は、飛行可能なエリアかどうかルールをしっかり確認したうえで行っています。
まとめ:富士山好きにこそ登ってほしい、私の結論
大菩薩嶺は、まさに「名山だけあって本当にいい山」でした。危険な難所が少なく初心者でも安心して登れるのに、稜線に出れば百名山ならではの大パノラマが待っている——この登りやすさと絶景のバランスが、人気の理由なのだと納得です。
そして何より、富士山好きの方には全力でおすすめしたい一座です。今まで登ってきた山の中でも一番きれいに富士山が見えたと感じたほどで、その迫力は言葉にできないほどでした。
冬の澄んだ空気の日は、富士山や遠くの山並みがくっきり見える絶好のチャンス。防寒と足元対策をしっかり整えて、あなたもぜひ大菩薩嶺の稜線から、最高の富士山に会いに行ってみてください。
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Comments / 視聴者の声
動画へのコメント
YouTubeに寄せられたコメントより
アドバイスや感想などコメントいただけたら嬉しいです☺️
から元気でも良いから元気出して‼️
ありがとうございます!最高に癒されました😻🇯🇵❤️
頂きましたね😊 おめでとうございます☺️
素敵な動画ありがとう😊
足の大きなトラブルはないのですが、年齢も年齢なので山の歩き方を変えている最中です。(楽に安全に登りたいので)



