岩崎良美

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金峰山 日帰り登山|大弛峠から初心者でも登れる百名山へ。五丈岩と絶景の稜線を登山モデルがガイド

2025.11.29

「日本百名山に登ってみたいけれど、いきなり長い登りはちょっと不安……」——そんな方に、私が全力でおすすめしたいのが金峰山(きんぷさん・2,599m)です。標高2,300mほどの大弛峠まで車で一気に上がってしまえば、山頂までの標高差はわずか300mほど。それでいて、森林限界を抜けた先には北アルプスを思わせる大パノラマと、山頂にそびえる巨岩・五丈岩が待っています。

この記事では、登山を始めて1年ほど、ずっと憧れていた五丈岩を見にやってきた私が、実際に大弛峠から金峰山を日帰りで往復してきた記録をもとに、コースの流れ・アクセスの注意点・見どころ、そして11月末ならではの防寒や熊対策まで、初心者目線で正直にお伝えします。「楽して絶景の百名山」を探している方の参考になればうれしいです。

コース概要(大弛峠発・金峰山 日帰りピストン)

大弛峠へのアクセスと、ナビの落とし穴

金峰山の最大の魅力は、なんといっても登山口の大弛峠まで車で一気に標高を稼げること。大弛峠は、一般車で越えられる峠としては日本でも指折りの高所で、駐車場の時点ですでに標高約2,300mあります。ここまで上がってしまえば、百名山の頂まで実質300mほどの登り。これが「初心者でも登れる百名山」と言われるゆえんです。

ただ、アクセスで一つ注意点があります。カーナビやGoogleマップで「大弛峠駐車場」とそのまま検索すると、なぜか長野県側の分かりにくい場所へ案内されてしまうことがありました。山梨県側から向かうなら、いったん琴川ダムのあたりを目的地に設定し、そこから林道を北へ一本上がっていくのがおすすめです。琴川ダム付近からは40分ほどで大弛峠の駐車場にたどり着けます。道幅が狭くなる区間もありますが、全体的には走りやすい道でした。私自身、最初はどう行けばいいか少し迷ったので、これから向かう方はぜひ参考にしてください。

なお、この林道は冬季に通行止めとなる期間があります。標高が高く積雪や凍結も早いので、出かける前に必ず開通状況を確認しておくと安心です。

樹林帯のアップダウンから森林限界へ——朝日岳と絶景の稜線

駐車場を出発したのは朝9時。この日は11月末で、パラパラと小雪が舞い、気温は0度。それでも長袖にフリース一枚でちょうどよく、澄んだ冷たい空気がむしろ気持ちよく感じられました。

歩き始めは、なだらかで歩きやすい道。動物の鳴き声を聞きながら、のんびりと森を進めます。……が、金峰山への道はここからが本番。樹林帯の中を、登ったり下ったりの繰り返しで進んでいきます。前述のとおり山頂との標高差は300mほどですが、このアップダウンがあるぶん、累積では600mほど登る計算。急登というほどの場所は少ないものの、地味に足を使うコースです。

途中で越えていくのが朝日岳(2,579m)。ここで一気に視界が開け、思わず「絶景!」と声が出ました。富士山がくっきりと浮かび、遠くには北岳や南アルプスの峰々。標高が高いぶん、晩秋でも紫外線の強さを肌で感じます。

さらに森林限界を抜けると、木々が低く白っぽくなり、まるで北アルプスに来たかのような大パノラマが広がります。ちょうど居合わせた登山者の方が、目の前の瑞牆山(みずがきやま)と、その岩峰「ヤスリ岩」——クライマーが登る岩だそうです——を教えてくださいました。金峰山は、その瑞牆山と同じ奥秩父山塊を代表する名峰。稜線に出てからの景色の良さは、「初心者向け」と侮れない大きなごほうびでした。

金峰山の山頂と五丈岩——信仰の巨岩に会いに

アップダウンを越え、山頂に着いたのは12時ちょうど。参考タイムより時間はかかりましたが、その分たっぷり景色を味わえました。金峰山は山梨県と長野県の県境に位置し、山梨県側では「きんぷさん」、長野県側では「きんぽうさん」と、呼び名が変わるのもおもしろいところです。

そして、この山のシンボルが山頂にそびえる巨岩・五丈岩。高さ15mほどもある堂々とした岩で、目の前にすると「すごい」としか言葉が出ないほどの迫力でした。この岩には神様が祀られており、御神体として「登ってはいけない」という言い伝えと、「登って願い事をすると叶う」という言い伝えの両方があるのだとか。どちらが正しいのか少し迷いましたが、私は信仰の対象に敬意を表して、登らずに麓から眺めることにしました。1年前に写真で見て憧れていた岩を、こうして自分の目で見られただけで大満足です。

山頂では、岩陰で風をよけながらお昼ごはん。鮭のおにぎりと甘酒で温まりました……と言いたいところですが、この日は寒さでコンビニのおにぎりのお米がすっかり硬くなってしまい、「パンにすればよかった」と反省。寒い時期は食欲や喉の渇きも感じにくく、用意したものをほとんど食べられずに持ち帰るほどでした。冬の行動食は、冷えても食べやすいものを選ぶのが正解だと改めて感じます。

下山で気をつけたいこと——熊対策と冬の準備

下山は往路をそのまま戻るピストン。行きと同じアップダウンですが、この登り返しが意外と楽しく、飽きずに歩けました。下り始めたのは13時50分ごろ、駐車場に戻ったのは15時55分。景色の撮影に時間をかけたぶん、すっかり夕方の空気になっていました。

この時期に特に気をつけたいのが熊対策です。最近は熊のニュースも多く、私は音で存在を知らせる熊よけの爆竹を持ち歩いています。以前はピストル型の音が出るタイプも使っていましたが、爆竹タイプはコンパクトで、持ち歩いていても悪目立ちしないのが気に入っています。熊鈴やラジオと合わせて、人の少ない時間帯や見通しの悪い樹林帯では、意識して音を出すようにしています。

装備は、この日は長袖+フリースが基本でしたが、稜線は風が強く体感はぐっと冷え込みます。標高が高いぶん天候の変化も大きいので、防寒着・手袋・温かい飲み物は必ず持っていきたいところ。「気軽に登れる山だからこそ油断しない」——それが、この時期の金峰山を安全に楽しむコツだと感じました。

まとめ:初心者こそ登ってほしい、大弛峠からの金峰山(私の結論)

金峰山は、「車で標高を稼いで、少ない登りで百名山の絶景と信仰の巨岩を味わえる」という、初心者にとって最高にコスパの良い一座でした。森林限界からのアルプスのような展望、堂々たる五丈岩、そしてアップダウンのほどよい歩きごたえ——楽をしているのに、しっかり山を楽しんだ満足感が残ります。

一方で、標高2,500mを超える立派な高山であることも忘れてはいけません。11月末の山頂は真冬並みの寒さで、天候の急変や冬季の林道通行止め、そして熊対策まで、事前の準備と情報収集がとても大切です。無理のない計画で臨めば、初心者でもきっと一生ものの絶景に出会えます。

下山後のお楽しみは、山梨名物のほうとうと温泉。私もこの日はキノコのほうとうで、冷えた体を芯から温めて一日を締めくくりました。憧れの五丈岩に会いに、あなたもぜひ大弛峠から金峰山へ。安全第一で、最高の稜線歩きを楽しんでください。

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Comments / 視聴者の声

動画へのコメント

YouTubeに寄せられたコメントより

@443iwasaki2025.11.29

感想などコメントしていただけたら嬉しいです☺️ チャンネル登録、高評価、ハイプもポチッとしていただけたら更に嬉しいです☺️ よろしくお願いします!

3
@じまん-n2y2025.11.30

ドローン映像相変わらず素晴らしい👍ですね  駐車場までのアプローチ間違えるととんだもないことになり慌ててしまいます いつも笑顔☺️で癒されます ありがとうございます!

返信 1
@エム-w8j2025.12.01

立山まで見えるくらい天気良くて良かったですね☀️

返信 1
@やくもミンタラ2025.11.29

プレミア公開ありがとうございました。北海道からの帰省途中にいろいろ寄ってみたくなります。この山もいいですね~。候補に入りました。

返信 1
@山崎七海-g7v2025.11.30

お疲れさまです いつも動画を見て登山をした気分に浸る私 😂 山頂の岩は凄いですね! お疲れさまでした👍 今年も後一ヶ月 適当に頑張りましょう 😁

返信 1
@ころぼっくるmk22025.11.30

登山に温泉グルメと満喫されてて何よりです。 五丈岩も立派でしたね、鳳凰山のオベリスクを思い出しました。 秋は日が暮れるのが本当に早いですね、今回も素晴らしい景色が見れて良かったです♪

返信 1
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