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陣馬山〜高尾山の縦走コースを完全ガイド|距離18kmの尾根歩きを登山モデルが解説【景信山・城山】
2024.06.07
「高尾山は登ったけれど、次はもう少し歩きごたえのある山に挑戦してみたい」。そんな気持ちが芽生えたら、私が真っ先におすすめしたいのが、この陣馬山(じんばさん)から高尾山への縦走コースです。
ひとつの頂上を目指して往復する登山とは違い、尾根づたいにいくつもの山頂を渡り歩いていく「縦走」。今回私が歩いたのは、東京・八王子の陣馬山(855m)を起点に、景信山(727m)、小仏城山(670m)と山頂をつなぎ、最後は高尾山(599m)へ下りていく、距離にして約18km・所要7〜8時間のロングコースです。
標高差だけ見れば1,000mに満たない低山の連なりですが、これだけの距離を一日で歩き通すのは、しっかり歩きごたえのある挑戦。この記事では、これから同じコースに挑戦したい方に向けて、アクセス・行程・各区間のポイント、そして長い一日を安全に楽しむためのコツを、私の実体験を交えてガイドします。
コース概要(陣馬山〜高尾山 縦走)
- 山域:奥高尾縦走路(東京都八王子市)
- 通過する頂:陣馬山(855m)→ 景信山(727m)→ 小仏城山(670m)→ 高尾山(599m)
- 今回の行程:陣馬高原下バス停 → 陣馬山新道 → 陣馬山 → 奈良子峠・底沢峠 → 景信山 → 小仏峠 → 小仏城山 → 高尾山 → 下山
- 距離/所要時間:約18km/7〜8時間
- 難易度:★★☆☆☆(技術的には難しくないものの、距離が長く体力勝負)
- 歩く向き:標高の高い陣馬山からスタートして高尾山へ下るルート。全体として少しずつ標高を下げていくので、逆向きより体力的にやさしいのがポイントです
低山とはいえ、行動時間は本格的な高山日帰りに匹敵します。「低山だから軽い装備で」と油断せず、水・行動食・雨具はしっかり準備して臨みたいコースです。
陣馬高原下バス停からスタート——まずはアクセス
スタート地点は、東京都八王子市にある陣馬高原下バス停。高尾駅の北口からバスに揺られてアクセスします。バスの本数はそれほど多くないので、朝一番の便を狙って、余裕を持って行動を始めるのがおすすめです。
バス停から少し車道を歩くと、陣馬山新道の登山口があります。ここから陣馬山の山頂までは、おおよそ4.5km・標高差約500m。一般的なコースタイムは2時間〜2時間半ほどです。この日は夏らしい蒸し暑さで、歩き始めからすぐに汗だくになりました。
第一の頂・陣馬山へ——最初の急登が正念場
陣馬山新道は、距離が短い分だけ傾斜が急。実は、この一日で一番きつい急登が、まさかのスタート直後にやってきます。体がまだ温まっていない序盤にこの登りが来るので、心拍を上げすぎないよう、あえてゆっくりペースで足を進めました。
登山道は木の根が複雑に張り出した「根っこの道」。足の置き場に気を使いますが、これがまるでアスレチックのようで、私はむしろ楽しみながら登れました。途中で林業の伐採作業に出会ったり、ぬかるんだ足元に注意したりしながら高度を上げていきます。木々の間からは、なんとも言えない良い香りが漂ってきました。
急登を登り切ると、開けた陣馬山の山頂に到着。ここで少し休憩を取り、日焼け止めを塗り直しました。ちなみに私は、手のひらで塗るとベタつくのが苦手なので、スプレータイプを直接肌に吹きつけてからなじませる方法にしています。長時間の行動では、こまめな塗り直しが大切です。
この日のウェア(コーディネート)
長い行動時間になるので、快適さと機能性を重視したウェア選びにしました。
- トップス:モンベルのウィックロン素材。汗をかいてもすぐに乾き、汗じみがほとんど出ないのが本当に優秀です
- パンツ:パタゴニア
- サポートタイツ:CW-X。以前、下りで転んで膝を痛めた経験から「やっぱり必要だ」と実感したアイテム。関節周りをしっかりサポートしてくれます
- 靴下:モンベル
- シューズ:HI-TEC(ハイテック)
尾根をつないで景信山へ——歩きやすい縦走路
陣馬山からは、いよいよ縦走のメインとなる尾根歩きが始まります。奈良子峠・底沢峠といった峠をいくつも越えながら、次のピーク・景信山を目指します。この区間は約7km、コースタイムは2時間半〜3時間ほど。
尾根道はアップダウンこそあるものの、陣馬山への急登に比べればぐっと歩きやすく、少しずつ標高を下げていく気持ちのよい道が続きます。途中の明王峠の茶屋は、私が訪れたときは再建中のようでした。
ここでひとつ、初心者の方にぜひ伝えたいのがトレッキングポールの存在です。「本格的すぎて初心者が持つのは恥ずかしいかな」と思っていた時期もあったのですが、実際に使ってみると考えが変わりました。まだ下りで上手に足を運ぶコツをつかめていない私のような人ほど、ポールがあると滑りやすい場面での安心感が段違い。「これから登山を始めたい人こそ、最初に持った方がいい」と感じるほど、怪我の予防に役立つ道具です。
歩きやすい道とはいえ、長時間背負っているとザックのフィッティングの重要性も痛感しました。私は途中で肩の痛みが気になり、体格に合ったサイズ選びと背負い方の調整が、ロングコースでは想像以上に効いてくるのだと実感しました。
クマ対策も忘れずに
縦走路の途中には「ツキノワグマに注意」の看板が。奥高尾とはいえ、野生動物の生息域を歩いていることを忘れてはいけません。クマ鈴など、音で自分の存在を知らせる備えは持っておくと安心です。私はこのときたまたま鈴を持っておらず、看板を見て少しドキッとしました。会話をしながら歩くなど、静かになりすぎないよう意識するだけでも違います。
道中には「巻き道(ピークを通らず山腹を回り込む道)」と「山頂を越える道」の分岐が何度か現れます。巻き道を選んでも、この縦走路は結局その先の山頂へつながっているので、体力と相談して無理なく選んでOK。ちなみに、すれ違ったトレイルランナーの方は、迷いなく山頂を越える道を軽やかに走っていかれました。
笹が茂る道を抜けると、視界が一気に開けて景信山(727m)の山頂へ。景色の良い頂で、私はここでしっかり休憩を取り、お腹を満たしてから次へ向かいました。
歴史の峠・小仏峠を越えて小仏城山へ
景信山からは、いったん小仏峠へと下ります。ここは単なる通過点ではなく、歴史の詰まった場所。江戸時代には甲州街道の一部として、関所が置かれていた由緒ある峠です。「小仏」という名前は、古くからこの地に祀られていた小さな仏像に由来するのだとか。歩きながら、そんな時代背景に思いを馳せるのも縦走ならではの楽しみです。
小仏峠から小仏城山(670m)へは、残り900mほどの登り返し。峠付近では巻き道が通行止めになっている箇所もあったので、道標をよく確認しながら進みました。
城山から高尾山へ——ゴールは大にぎわいの人気峰
小仏城山を過ぎれば、ゴールの高尾山(599m)はもう目前。ここから先は道もよく整備され、一丁平・もみじ台といった見どころを経て、なだらかに高尾山の山頂へと続いていきます。
長い尾根を歩き通したあとにたどり着く高尾山は、ケーブルカーやリフト、茶屋や売店もそろった、日本一登山者の多い山。それまでの静かな尾根歩きとのギャップに驚くほどのにぎわいです。体力に余裕がなければ、下山はケーブルカーやリフトに頼れるのも、このコースを最後に高尾山へつなぐ大きな安心材料。まさに、頑張った一日の締めくくりにふさわしいゴールです。
この縦走を安全に楽しむための「15時ルール」
最後に、長い行動時間になるこのコースだからこそ大切にしたい考え方をひとつ。それが「山の行動は15時までに済ませる」という目安です。
なぜ15時なのか。午後になると天候が不安定になりやすく、雷や霧が発生する可能性が高まります。さらに時間が遅くなるほど日が傾いて視界が悪くなり、道迷いのリスクも上がってしまいます。早めに行動を終えることで、万が一のトラブルにも対処しやすくなり、心にゆとりを持って森の美しさを味わえます。
距離18km・7〜8時間のこのコースは、逆算すると朝早くのスタートが必須。だからこそ、始発に近いバスで陣馬高原下に入ることが、安全で快適な縦走の第一歩になります。
まとめ:私の結論
陣馬山〜高尾山の縦走は、ひとつひとつの山は決して高くないのに、四つの頂を渡り歩く達成感と、変化に富んだ尾根歩きの楽しさが詰まった、私の大好きなコースです。
技術的に難しい岩場や鎖場はほとんどありませんが、なんといっても距離が長く、これは純粋な「体力勝負」。標高の高い陣馬山から歩き始めて少しずつ下っていく向きを選べば、体への負担を抑えながら縦走の醍醐味を味わえます。トレッキングポールで膝を守り、クマ対策と水分・行動食をしっかり準備して、余裕のある時間計画で臨めば、登山を始めたばかりの方にとっても忘れられない一日になるはずです。
高尾山の先に広がる、もう一歩奥の世界へ。あなたの次の週末登山の候補に、ぜひこの縦走コースを加えてみてください。
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Comments / 視聴者の声
動画へのコメント
YouTubeに寄せられたコメントより
この動画を見てぜひ行ってみたいと思いました 次回の動画も楽しみにしてます!!
山口県も、そうなんですけど⛰️ 山道をきれいに整美される方がいらっしゃるんですよね☺️ こちらの⛰️お山様も、山道 きれいですね🏔´-💕︎ 感謝🙏ですね❣️
仕事中に観てます。
ウィックロンZEOいいですよね。モンベルの半そで、長袖のウェアは、いいです。
HITECは値段以上にいい働きしてくますよね トレラン用に買ったら意外とグリップも効くし防水もしっかりしてて良い働きをしてくれています🎉
楽しそーですね。子供時代から多分20回位は、高尾山、行ってます🎉



