岩崎良美

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檜洞丸 日帰り登山|西丹沢ビジターセンターからツツジ新道で登る初夏の丹沢を登山モデルが正直ガイド

2024.07.02

「そろそろ富士山に登りたい。でも、いきなり本番はちょっと不安……」——そんなときにぴったりのトレーニング登山として、私が選んだのが西丹沢の名峰・檜洞丸(ひのきぼらまる/標高1601m)です。標高差はおよそ1,000mを超え、登りごたえは十分。それでいて日帰りで往復できる、丹沢の中でも歯ごたえのある一座です。

この記事では、西丹沢ビジターセンターを起点にツツジ新道から山頂を往復した、初夏の日帰り登山の様子を正直にレポートします。ゴーラ沢出合の渡渉、体力を削られる急登、そして真夏のような蒸し暑さ——コースの流れと難易度、アクセス、そして丹沢ならではの注意点(暑さ・山ビル・クマ)まで、これから檜洞丸に挑戦したい方の参考になればうれしいです。

結論から言うと、檜洞丸は「初心者がステップアップの一歩目に選ぶには少しハード、でも本格的な夏山の前の足慣らしには最高」の山でした。その理由を、順を追ってお伝えしていきます。

コース概要(日帰り・ツツジ新道 往復)

檜洞丸ってどんな山?

檜洞丸は、丹沢山地の西部にそびえる標高1601mの山で、丹沢山地で4番目に高いピークです。一帯は丹沢大山国定公園に指定されていて、深い森と清らかな沢が魅力の、自然豊かなエリアになっています。

ちょっと変わったこの山名は、山頂の南東面を流れる「檜洞(ひのきぼら)」という沢に由来しているそう。また、「青ヶ岳」という別名でも呼ばれています。名前の響きも、たたずまいも、どこか奥ゆかしい山です。

私がこの山を選んだ一番の理由は、富士山のトレーニングにちょうどいいと思ったから。起点の西丹沢ビジターセンターから山頂までは標高差が大きく、まとまった登りをしっかり味わえます。晴れていれば山頂周辺から富士山を望めることもあり、「本番」に向けて気持ちを高めるにも最適な一座なのです。

起点は西丹沢ビジターセンター——ツツジ新道へ

スタートは西丹沢ビジターセンター。登山届の提出やトイレを済ませ、いよいよ出発です。この日は朝8時半すぎの時点で気温27度・湿度60%。まだ午前中だというのに、歩き始めからじっとりと汗がにじむ、真夏のような蒸し暑さでした。

檜洞丸への一般的な登山道が、このツツジ新道です。歩き出してすぐ、細い山道が続きます。足元が不安定な箇所もあり、「これは油断すると転ぶな」と気を引き締めながら、一歩ずつ進んでいきました。ゴーラ沢出合までは約1.4km。まずはここが最初の目標地点です。

歩き始めてほどなく、あたりが白いガスに包まれる時間帯もありました。視界がふっと閉ざされる、あの独特の感覚。幻想的でもあり、夏の丹沢らしい表情でもあります。

最初の関門・ゴーラ沢出合の渡渉

1時間ほど歩くと、沢の水音が聞こえてきます。水の音を聞くだけで、なぜあんなに涼しく、清々しい気持ちになるのでしょうか。蒸し暑さで火照った体に、沢のひんやりした空気がしみわたります。

たどり着いたのがゴーラ沢出合。ここでツツジ新道は沢を渡ります。これがなかなかの曲者で、水量や飛び石の状況によっては、どこを通っても靴が濡れそうになる場面も。「こっちのほうが安全かな」「いや、あっちも濡れるな」と、相方と相談しながら慎重にルートを選びました。

渡渉は、丹沢のこのコースで最初に気を使うポイントです。増水時は無理をせず、水が引くのを待つか撤退の判断も大切。雨の後などは特に注意してください。

展望園地から上は体力の正念場

ゴーラ沢出合を越えると、いよいよ登りが本格化します。展望園地を経て、山頂へと標高を上げていく区間は、事前に「急登」と聞いていた通り、長い登りが延々と続きます。

蒸し暑さも相まって、体力の消耗はなかなかのもの。半分ほど登った地点で、標高はようやく870m台。「まだ半分か……」と正直くじけそうにもなりましたが、休憩をこまめに挟みながら、自分のペースを守って登っていきました。山頂手前で石棚山稜分岐に出合えば、ゴールはもうすぐです。

危険な鎖場や崖のような箇所が連続するわけではないので、その意味では「岩の怖さ」より「純粋な登りのきつさ」と向き合う山、という印象。だからこそ、富士山トレーニングとして選ぶ価値があると感じました。

初夏の丹沢で気をつけたいこと

檜洞丸に限らず、夏場の丹沢には知っておきたい注意点がいくつかあります。今回の登山で私が実際に意識したポイントをまとめます。

暑さと水分

今回のように、朝から気温27度・湿度60%という蒸し暑さになることも珍しくありません。低山〜中級の山でも、夏は熱中症のリスクが高まります。水分は多めに用意し、こまめな休憩と塩分補給を心がけてください。汗を素早く逃がす化繊のウェアや、汗止めのヘッドバンドがあると、快適さがぐっと変わります。

山ビル

丹沢は、夏場の山ビルでも知られるエリアです。今回はありがたいことに遭遇しませんでしたが、雨上がりや湿った登山道では油断できません。忌避スプレーを用意する、休憩は濡れた地面を避ける、こまめに足元をチェックする——といった対策をしておくと安心です。

クマ対策

丹沢はクマの生息域でもあり、静かな登山道を歩いていると、正直なところクマとの遭遇が少し怖くなります。私は今回、この登山に合わせてクマ除けの鈴を新調しました。選んだのは、マグネットで音を止められるタイプ。休憩中や人の多い場所では音を消し、人けのない区間では鳴らす——と使い分けられるのがとても便利でした。自分たちの存在を早めに知らせておくことが、クマにも人にも優しい歩き方だと感じています。(クマ鈴そのものの効果や、鈴以外の音による対策については、表尾根で「爆竹」を試したときのレポートも合わせてどうぞ。)

アクセスと登山計画のポイント

まとめ:檜洞丸は「本番前の足慣らし」に最高の一座(私の結論)

初夏の檜洞丸を西丹沢ビジターセンターから往復してみて、あらためて実感したのは「これは体力勝負の山だ」ということ。危険な岩場が続くわけではないぶん、蒸し暑さと長い急登に、いかに自分のペースで向き合えるかが問われるコースでした。

だからこそ、富士山や本格的な夏山を控えた足慣らしとして、檜洞丸は本当におすすめです。ゴーラ沢出合の渡渉で沢歩きの感覚を養い、展望園地から上の急登で登りの持久力を鍛える。そして、暑さ対策・山ビル・クマ対策といった「夏山のリアル」を、日帰りで一通り経験できます。

丹沢山地で4番目に高い名峰、檜洞丸。別名「青ヶ岳」とも呼ばれるこの静かな山で、あなたも一歩ずつ、次の大きな山への準備を進めてみませんか。安全第一で、無理のない計画を立てて楽しんでくださいね。

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Comments / 視聴者の声

動画へのコメント

YouTubeに寄せられたコメントより

@443iwasaki2024.07.02

コメントで感想や質問いただけると嬉しいです! 登山に関する情報交換やアドバイスも大歓迎です。

6
@jamlibor2024.07.10

笑顔がとっても素敵です。

1返信 1
@しゅう家系2024.07.02

檜洞丸お疲れ様でした😊 山頂ガスッたの少し残念でしたが、下山後のサイダー美味しそうでしたね また動画楽しみにしてます

1返信 1
@こいとし-k9w2024.07.02

YAMAPの方でもコメントさせて貰いましたが、キツくてもいつもニコニコ、山登りがとっても楽しそうな動画に仕上がっていますね👍 次の動画のアップを楽しみにしています😁

1返信 1
@後藤裕樹-i8e2024.07.03

お疲れ様でした 楽しませて頂きましたよ(*^^*) お山にはこれから少しずつ挑戦したいと思います

1返信 1
@ヘルベルト-o7h2024.07.03

本当に暑い中お疲れ様でした😊😊今回は特にハードでしたね。🥲🥲2ヶ月でこれだけ沢山の山登りされるのすごいですね~😊😊動画で岩崎さんの素敵な笑顔にいつも癒やされてます。😊😊笑顔ってやっぱりいいなあって思います。😊😊最近東京の夏はとんでもない暑さで。恐怖心すら感じます。🥲🥲くれぐれも登山する際お気をつけ下さいね。😊😊

返信 1
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