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雲取山 鴨沢ルート日帰り登山ガイド|東京都最高峰の紅葉と石尾根を登山モデルが解説
2024.11.30
「東京にも2000mを超える山がある」——そう聞いて驚く方は多いかもしれません。その主役が、東京都最高峰にして日本百名山の一座、雲取山(くもとりやま・2017m)です。今回は、もっとも歩かれている鴨沢(かもさわ)ルートから、この山を日帰りで登ってきました。ちょうど紅葉が色づく季節。石尾根の開けた稜線に広がる秋の景色は、都心からわずか数時間でたどり着けるとは思えないほどの大パノラマでした。
先に結論をお伝えすると、雲取山の鴨沢ルートは「鎖場や岩場のような技術的な難所はほとんどないけれど、とにかく距離が長く、体力が問われる山」です。日帰りなら健脚向け、山小屋に一泊すれば登山を始めたばかりの方でも十分に狙えます。この記事では、コースの流れと見どころ、難易度、アクセス、そして日帰りで安全に登り切るためのポイントを、実際に歩いた私の目線で正直にまとめました。これから雲取山に挑戦したい方の準備の参考になればうれしいです。
コース概要(鴨沢ルート・日帰り)
- 山域:奥多摩・奥秩父エリア(東京都・埼玉県・山梨県の境)
- 山名/標高:雲取山(2017m)=東京都最高峰・日本百名山
- 今回のルート:鴨沢 → 小袖乗越 → 堂所 → 七ツ石山(1757m)→ ブナ坂 → 石尾根 → 小雲取山 → 雲取山(往復)
- 距離の目安:往復およそ20km超(鴨沢から山頂まで片道約11km)
- 標高差:登山口からおよそ1500m
- コースタイムの目安:往復でおよそ9〜10時間(日帰りは長丁場)
- 難易度:★★★☆☆(技術的な難所は少ないが、距離と登り返しで体力を消耗する“歩き通す力”が問われるコース)
雲取山は、標高こそ2017mですが、登山口が標高500〜600m台と低いため、積み上げる標高差が大きいのが特徴です。急な鎖場こそありませんが、そのぶん「ひたすら長い登り」と「地味に効いてくる登り返し」が続きます。日帰りで往復する場合は、朝の早い時間からスタートするのが鉄則です。
東京都最高峰・雲取山とは
雲取山は、東京都・埼玉県・山梨県の3つの都県にまたがる稜線上に立つ、奥多摩の盟主とも言える山です。標高は2017m。東京都の最高地点であり、深田久弥の「日本百名山」にも選ばれています。
標高が「2017」であることから、かつては年号にちなんで大勢の登山者が山頂を目指したことでも知られています。それだけ多くの人を惹きつけるのは、都心からアクセスできる手軽さと、山頂部に広がる本格的な高山の雰囲気のギャップにあるのだと、実際に歩いてみて強く感じました。麓の樹林帯から始まり、登るにつれて空が近づき、最後は視界いっぱいに開ける——一つの山でこれだけ表情が変わるのも、雲取山の大きな魅力です。
アクセス:鴨沢・小袖乗越から歩き始める
鴨沢ルートの起点は、山梨県丹波山村側の鴨沢です。公共交通なら、JR青梅線の奥多摩駅からバスに乗り、鴨沢のバス停で下車して歩き始めます。マイカーの場合は、鴨沢から少し上がったところにある小袖乗越(こそでのっこし)の駐車スペースを利用すると、序盤の車道歩きを少し短縮できます。人気の山で駐車場は早い時間に埋まりやすいので、時間には余裕を持って向かうのがおすすめです。
歩き始めは、民家の脇を抜けて登山道へ。ここから山頂まで、標高差1500mの長い道のりが始まります。
鴨沢〜七ツ石山——樹林帯の長い登り
登山口からしばらくは、なだらかに高度を上げていく樹林帯の道が続きます。傾斜は決してきつくありませんが、とにかく距離が長いのが鴨沢ルートの特徴。焦らず一定のペースを刻むことが、後半の余力につながります。
途中の堂所(どうどころ)あたりを過ぎると、少しずつ登りが本格的になっていきます。やがて道は、七ツ石山(1757m)の山頂を経由するルートと、山頂を巻いて先へ進む「まき道」に分かれます。体力と時間に余裕があれば、私は七ツ石山の山頂を踏んでいくのをおすすめします。手前には水場を備えた七ツ石小屋があり、日帰りでも心強い補給ポイントになります。
七ツ石山の山頂に立つと、これから向かう雲取山へと続く稜線が一望できます。「あそこまで歩くのか」と気が引き締まると同時に、ここから先の景色のご褒美を予感させてくれる場所でもありました。
ブナ坂から石尾根へ——紅葉の稜線歩き
七ツ石山からいったん下ると、ブナ坂の分岐に出ます。ここが、雲取山へと続く石尾根(いしおね)の入り口です。ここまでの樹林帯から一転、防火帯として切り開かれた幅の広い尾根道が、稜線に沿ってどこまでも伸びていきます。
このコースいちばんの見どころが、まさにこの石尾根。左右に視界が開け、天気が良ければ富士山や奥秩父の山並みが姿を見せてくれます。私が歩いたのは紅葉の季節で、色づいた木々と、風になびく尾根の草原、そして澄んだ空のコントラストが本当に見事でした。尾根の途中には、一本だけぽつんと立つ象徴的な木もあり、多くの登山者が足を止めて写真を撮っていく人気の場所になっています。
石尾根は開放感が抜群な一方で、なだらかな登り返しが繰り返し続く区間でもあります。景色に励まされながら、小雲取山を越え、山頂避難小屋のある一角を目指して、最後のひと登りに向かっていきます。
標高2017m、雲取山の山頂へ
小雲取山を過ぎ、山頂直下の避難小屋が見えてくれば、頂上はもうすぐ。最後の登りを終えて開けた場所に出ると、そこが東京都最高峰・雲取山の山頂(2017m)です。長い距離を歩き通してたどり着くぶん、登頂の達成感はひとしおでした。
山頂は広く開けていて、条件が良ければ富士山や南アルプス、奥秩父の峰々まで見渡せます。都心から数時間の場所とは思えない、堂々たる高山の眺め。ここまでの長い道のりが、この一望のためにあったのだと実感できる瞬間です。
なお、山頂のすぐ北側(埼玉県側)には雲取山荘があり、宿泊もできます。日帰りにこだわらず一泊二日の行程にすれば、行動時間にゆとりが生まれ、朝夕の静かな山の時間や、夜明けの澄んだ空気も味わえます。無理のない計画を組めるという意味で、初心者の方にはむしろ山小屋泊のプランがおすすめです。
日帰りで登るための注意点(体力・時間・装備)
雲取山を日帰りで往復するうえで、私が特に意識したポイントをまとめます。
- とにかく早出を:往復のコースタイムが長いため、明るいうちに下山し切れるよう、朝の早い時間から歩き始めましょう。日没が早まる秋以降は特に、行動時間の管理が安全に直結します。
- 体力配分がすべて:技術的な難所は少ないぶん、勝負を分けるのは持久力です。序盤の樹林帯で飛ばしすぎず、一定ペースを守ることが後半の登り返しで効いてきます。
- 水と行動食は多めに:水場は七ツ石小屋などに限られます。こまめに補給できるよう、飲み物と行動食は余裕を持って準備しておくと安心です。
- 防寒と天候対策:標高2000mの稜線は、麓と体感温度がまったく違います。風を防ぐ上着や帽子・手袋など、防寒具は季節を問わず携行を。石尾根は開けているぶん、風雨のときは逃げ場が少ない点も頭に入れておきたいところです。
- クマ対策:奥多摩はツキノワグマの生息域です。クマ鈴を鳴らすなど、存在を知らせながら歩く基本の対策をしておきましょう。
- 地図と計画:分岐(特に七ツ石山と「まき道」の分岐)を事前に把握し、地図アプリなどで現在地を確認しながら進むと安心です。
これらを踏まえれば、雲取山は決して無理な山ではありません。ただ、「日帰りは体力勝負の長丁場」という前提を忘れず、自分の力量に合わせて日帰りか山小屋泊かを選ぶことが、この山を安全に楽しむいちばんのコツだと感じました。
まとめ:東京都最高峰を歩いた私の結論
雲取山は、「東京都最高峰」「日本百名山」という肩書きにふさわしい、樹林帯から稜線までを一日で味わえる懐の深い山でした。技術的な怖さは少ないけれど、距離と標高差でしっかり歩かせてくれる。そして石尾根に出た瞬間の開放感と、紅葉に彩られた稜線の美しさは、長い登りの疲れを一気に忘れさせてくれるものでした。
これから挑戦するなら、まずは自分の体力と相談を。健脚の方は早出の日帰りで、じっくり山を味わいたい方は雲取山荘に一泊する行程で。どちらを選んでも、都心からこれほどの山にたどり着けることに、きっと驚かされるはずです。無理のない計画と装備で、あなたも東京都最高峰の稜線と、その先に広がる大展望を歩きに出かけてみてください。
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Comments / 視聴者の声
動画へのコメント
YouTubeに寄せられたコメントより
コメントいっぱいお待ちしてます❤😊
無事に下山😃お疲れ山でした。 今回の動画も❤めちゃくちゃ良かったです♡
今回も楽しい動画でした!ありがとうございました❤
何かのTV番組を見てる様です☺️ 行けてない関東圏の百名山🏔️ 参考になります!
岩崎良美さん登山やるんだぁ!と思って再生したら思っていた岩崎さんではなかったけど楽しく最後まで見させていただきました。
東京最高峰行かれたんですね〜✨仕事終わったらアーカイブで見るのを楽しみにしてまーす



