岩崎良美

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鷹取山が"異世界"すぎた|標高139m・採石の巨大岩壁と8mの磨崖仏を巡る歴史ハイク

2026.07.07

標高139メートル。数字だけ見れば、山と呼ぶのもためらうような低さです。でも今回歩いた神奈川県・横須賀の鷹取山(たかとりやま)は、その低さからは想像もつかない、まるで"異世界"のような一日でした。

採石でできた巨大な岩壁、岩肌に彫られた高さ約8メートルの磨崖仏、そしてクライミングの聖地——。「人と山が、いっしょに作り上げてきた」場所を、私たちは東逗子駅から歩いてきました。今回は、耳をふさがないイヤーカフ型イヤホン「SOUNDPEATS UU2イヤーカフ」も一緒に連れて行っています(後半で正直にレビューします)。

鷹取山って、どんな山?

鷹取山は、神奈川県の横須賀市と逗子市にまたがる、標高139メートルの低山です。アクセスがとても良く、駅から歩いて登れて、日帰りでサクッと楽しめる——それなのに、山の中身の"密度"がとにかく濃い。

この山を語るうえで欠かせないのが「石」の存在です。かつて建築用の石を切り出していた採石場の跡で、そのときに削り出された岩肌が、今も巨大な壁となって残っています。垂直に切り立ったその岩壁は、現在ではロッククライミングの聖地としても知られていて、休日には岩に取り付くクライマーの姿も見られます。人が山を削った跡が、そのまま山の"顔"になっている。そんな不思議な山なんです。

東逗子駅から入山、そして神武寺・薬師堂へ

スタートは東逗子駅から。住宅街を抜けると、あっという間に緑の参道に入ります。この序盤で出会えるのが、神武寺(じんむじ)の薬師堂です。

「医王山(いおうざん)」という山号のとおり、昔から"お薬師さま"の信仰を集めてきたお堂で、神奈川県の指定重要文化財にもなっています。落ち着いた銅葺きの屋根と、時代を重ねた木組みが本当に美しい。屋根の葺き替えのときに見つかった棟札には、慶長三年——西暦1598年の年号が記されていたそうです。逗子でもっとも古い建物のひとつと言われるだけあって、そこに立つと、山の空気がすっと静かになるのを感じました。

低山とあなどっていた足取りが、この一角で少し背筋が伸びる。歴史ハイクの入り口として、これ以上ない導入でした。

道なき獣道を抜けて、蜂の巣みたいな巨大岩壁へ

薬師堂を過ぎると、道は一気に山らしくなります。整備された登山道から外れて、木の根や落ち葉に覆われた獣道のような細い道を、相方(カメラマン)と2人で慎重に進んでいきます。低山とは思えない、ちょっとした冒険感。

そうして視界がひらけた先に現れたのが、噂の巨大な岩壁でした。表面が蜂の巣みたいにボコボコと風化していて、自然と人の手が長い時間をかけて作り上げた造形は、まさに圧巻のひとこと。見上げると首が痛くなるほどのスケールで、「本当にここ、標高139メートル?」と何度もつぶやいてしまいました。

今日のお供|SOUNDPEATS UU2イヤーカフ

さて、今回の山旅にはもうひとつ、試してみたいものを連れてきていました。SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の「UU2イヤーカフ」という、耳をふさがないオープンイヤー型のイヤホンです(本動画はSOUNDPEATS様より製品のご提供を受けており、プロモーションを含みます)。

登山でいちばん大切にしたいのは、実は"耳"だと私は思っています。沢の音、鳥の声、後ろから来る人の気配——山では周りの音が聞こえることが安全にも楽しさにも直結します。だからこれまで、登山中にイヤホンを着けるのは正直ためらいがありました。

その点、UU2は耳の穴をふさがず、耳に挟むイヤーカフ型。周りの音を自然に聞きながら使えるのが最大の特徴です。実際に電車での移動や登山口までのアプローチ、休憩中を中心に使ってみて、感じたことを正直に書いておきますね。

登山中は自然の音そのものを楽しみたいので、私は音楽を流さずに着けたまま歩く時間もありましたが、それでもほとんど気になりませんでした。「山の音を"消す"のではなく、聞きたいときにそっと音を"足せる"」——そんな距離感が、このイヤホンならではの心地よさだと感じています。気になる方は、動画の概要欄と合わせてチェックしてみてください(Amazon → https://www.amazon.co.jp/dp/B0GLGJTQ7C /カラーはベージュを使っています)。

山頂の展望と、山ごはんの一杯

岩壁をさらに登り詰めると、鷹取山の山頂に到着です。標高139メートルとは思えない開放感で、住宅街の向こうに海までを見渡せました。低山ならではの"暮らしと地続きの絶景"は、なんだかほっとする眺めです。

そしてお楽しみの山ごはん。今日は温かいラーメンをすすりました。歩いて、登って、汗をかいたあとの一杯は、どうしてこんなに沁みるんでしょう。景色をおかずに、湯気ごといただく時間が、山行のいちばんのご褒美です。

岩に現れた、高さ8mの磨崖仏

そして鷹取山で、もうひとつ有名なのがこちら。磨崖仏(まがいぶつ)です。磨崖仏とは、自然の岩壁に直接彫られた仏像のこと。

この仏像は、昭和35年(1960年)から約1年をかけて制作されました。高さはおよそ8メートル。横須賀市の彫刻家・藤島茂(ふじしま しげる)氏によって彫られたものだそうです。採石によって生まれた岩壁を利用して作られたため、鷹取山の歴史そのものを象徴する存在とも言えます。

近くで見ると、想像以上の大きさ。静かな山の中に突然現れるその姿は、思わず息をのむ迫力でした。人が山を削り、人が仏を彫り、そして今は多くの登山者やクライマーが訪れる——その積み重ねが、そのまま一枚の岩に刻まれているようでした。

まとめ:人と山が、いっしょに作ってきた場所

磨崖仏に手を合わせたあとは、尾根をたどって追浜(おっぱま)駅方面へ下山しました。

歩き終えて感じたのは、鷹取山は「自然の山」であると同時に、人の営みが積み重なってできた山なんだな、ということ。石を切り出した壁が、クライミングの聖地になり、その岩に大きな仏さまが彫られ、麓には1598年から続くお堂が静かに佇む。ひとつの低山に、これだけの物語が詰まっていました。

標高139メートル。数字だけでは決して測れない濃さがある——鷹取山は、「低山」という言葉のイメージを、いい意味で裏切ってくれる一本でした。アクセスも良く、歴史も景色も一度に味わえるので、次の休日の行き先にぜひ加えてみてください。耳をふさがないUU2のように、山の音も、山の歴史も、しっかり"聞きながら"歩く一日になりますよ。

※ 本記事は、SOUNDPEATS様の提供を受けた動画をもとに構成しています。

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Comments / 視聴者の声

動画へのコメント

YouTubeに寄せられたコメントより

@MasaKON-o3p

鷹取山! 僕も正月にちょくちょく登る山です。この時期だと夏の青葉のみずみずしさが目にしみますね。とても新鮮な印象でした。本格的な夏山に向けてのウォーミングアップとお見受けしましたが、今夏はいよいよあの山へ…?

1
@Takashi-e8v

こんばんは、岩崎さん。オープニングのシリアスなBGMと改札を満面の笑みで抜けてくる岩崎さんのギャップがグッドです👍鷹取山は初めて聞きましたが奇岩が多くちょっとしたアドベンチャー感覚ですね。今年の夏はとても暑くなるみたいなので、山行の現場で暑熱対策も取り上げてくれたらなあと思っています。ずっと岩崎さんのチャンネル見てるんですが、最近よく思うことがあります。それは今はなき「世界ふしぎ発見!」という番組(ご存知ですかね?)のミステリーハンターにピッタリだと思いました。磨崖仏のシーンなんかまさにそうです。全然関係ない話をすみません。今回も楽しい動画ありがとうございました!

@やくもミンタラ

立ち寄ってみたい低山がまた増えました~

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